今日という一日

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アラスカへの旅 - シーカヤックキャンプ2日-2

2009-10-07 00:00:46 | アラスカ

ところで、テントについて。

          

日本に帰ってきて、友人が口を揃えて聞くのは、「テントどうだった?」である。友人達の期待は、「寒い上に、背中がゴロゴロして、とても寝れる状態じゃなかったでしょ。お気の毒~」 であることは明白だったのだが、答えは 『ノー』。

天候にも恵まれたので、持って行った服を全部重ね着する必要もなく、下着に1枚長袖Tシャツを着るぐらいで十分暖かい。その上羽毛がしっかり入った、The North Face の寝袋は保温性抜群。寝袋に入った瞬間から「あったかーい」状態。さすがは高級ブランド寝袋。実力の程をしっかり体験させてもらいました。

そして特筆すべきは、寝袋の下に入れた空気マット。これを敷くと、地面の冷たさも石のゴロゴロも関係なし。涼子さんに「パンパンになるぐらいまで膨らませた方がいい」と言われ、顔を真っ赤にして空気を入れた甲斐があって、安眠どころか熟睡を手に入れることが出来ました。自分でも信じられないけど、ホテルのベッドよりも熟睡できたのです。これホント!今時のアウトドア製品の性能の高さには驚くばかりだ。       

昨日の疲れもすっかり取れ、目覚めはバッチリ。「あー、お腹すいたなぁ」、と思ってビーチの中央を見ると、もうすでにブレッドとGが朝食の準備を始めてくれている。氷河で、上げ膳据え膳、あーなんて贅沢、なんて幸せ。

朝食の後は、氷河に向かって歯磨きタイム。き・も・ち・い・い!

そして日課となった、連れトイレ。熊スプレーとトイレットペーパーを持って、ガールズ3人で、海岸から少し離れたところにあるトイレまでお散歩。キャンプ場にトイレがないことは覚悟の上だったが、あって良かった、助かった!

          

今日は、昨日とは反対の方向にシーカヤックで行って、別の氷河を見ることになった。満潮のタイミングでのみ通り抜けられる岩場を抜けての大冒険旅行になるらしい。潮の流れを読んで、出発は12時と決まった。それまで、ゆっくりビーチでリラックスタイム。

          

涼子さんに、「ヨガやって」、と思いもよらぬことを言われた。「ここでヨガ?」、と戸惑ったが、三角体側伸ばし、ねじりのポーズ、太陽礼拝とやってみた。

超きもちいい!

三角体側伸ばしのポーズで、下から氷河を見上げ、お腹の底から深呼吸すると、体中の空気が入れ替わった感じがした。氷河の空気が体中の隅々まで行き届いて、浄化された。

不思議なことに4年近くもヨガをやっていると、体の動かし方、呼吸法、ヨガの先生がいつも言っているセリフまで覚えてしまっていることに気がついた。いつの間にか、人にも教えることができるようになっていることを発見したのは、思わぬ副産物。繰り返し、やり続けることの重要性を氷河に来て実感させてもらった。大きな発見!

ヨガをやっていたことが、こんなところで役に立つなんて…。ずっとやっていて良かったと心から氷河に向かって、氷河礼拝したのでした。