2012年7月6日(金)
東京の自宅を金曜日の2時前に出てから、約21時間後のNY時間午後11時ごろに、とりあえずNYに到着しましたので、まずは本当にNYに着いたことを証明する、第一報写真をどうぞ!
これは宿泊先のホテルから1ブロック先のタイムススクエア界隈の写真です。Friday Night だからということもあって、人、人、人、人、どこまで行っても人だらけの上にネオンギラギラ。落ち着くところがないというのは、こういう場所を言うのでしょうか。とにかくすごっ!
21時間前は、商店街に最後の買い物に行って、自宅で時計とにらめっこしながらパッキングをしていたのがウソのようです。
とうとう来ちゃいましたよ、ニューヨーク。
というのは、つい2週間前まではアメリカに行くことなんて、まだ検討していなかったからです。それが転職の話が具体的になるにつれて、3週間ぐらいのブレイクが取れることになり、「せっかくの機会だし、マイレージを使ってアメリカ行ってみようかな~」なんて軽い気持ちでマイレージに電話をかけたら、7月6日のフライトしか取れないことがわかり、急遽決行の日が7月6日になってしまいました。
もちろん母親には報告も相談もなし。
「あのね、お母さん、今の会社を退職することになって、次の会社が7月後半からで、それで来週からアメリカ行ってくるわ」
「………(沈黙)」
この無計画な行動力は母親譲りなので、母も特に驚くこともなく、「あっそう、あらいいわね~」と門出を祝ってくれた(笑)
それにしても会社を辞めてから今日までの1週間はめまぐるしく忙しく働きました。仕事辞めたら普通はのんびりできるはずなのに、旅行の準備と転職の準備と3週間家を空けることによって発生するであろう雑務(マンションの理事会の仕事とか)をすべてTO DO List に書いて、ひとつずつ消し込んで、すべての準備が整ったのが、成田エクスプレスに乗る30分前。
あ~疲れた。何でこんなに大変なことをやっているんだろう…、と自分の無計画さに半ばあきれながらも、「絶対にやり遂げる!私だったらできる!」と自己暗示をかけてがんばりました。というか、遊びに行くのに、自分に挑戦する必要もないのですが、本来はね。
しかしニューヨークは厳しかった。
まずはロスでの入国審査。昔、乗り継ぎ便に間に合わなかったという苦い経験があるだけに、ロスは鬼門だったのだが、今回も同様に入国審査に恐ろしく時間がかかった。係員に誘導されてファストパスで潜り抜け、乗り継ぎ便のゲートに向かったら、もうすでに搭乗が始まっていた。ギリギリセーフ。
でもここで時間をロスしてしまったために、私のスーツケースがニューアークに届かなかった(涙)。調べてもらったら、次の便で到着することになっていると言われ、その時点でスーツケースなしの一晩が確定。翌日ホテルまで運んでくれることになったが、下着もないし、洗面道具もないし、何とも中途半端な一晩を過ごす羽目に…。
その上空港から乗った黒人ドライバーのタクシーが最悪。早い話、ぼったくられた。これを読んだ皆様、「あ~あ、やっちゃったよ、観光気分で平和ボケしているから、そういうことになるんだよ」と思ったでしょ。はい、その通りです。平和ボケしていました。これだけ海外に行っていても、実はタクシーでぼったくられた経験がなかったので、いつの間にか空港で正規のところに止まっているタクシーは安全と思い込んでいた自分を反省しました。
最悪!
通常は70ドルぐらいのところを、150ドル取られました。しかも白紙のレシートを渡して、「ここに自分で150ドルと書いて、そこの角のオフィスに行って申請すれば60ドルキャッシュバックがある」、と訳の分からないことを言われる始末。私も馬鹿じゃないので、「こんなブランクのフォームを持って行って、何で60ドル返ってくるのか」と問いただしたら、いい加減に日付とか金額とかをでたらめに書いてよこした上に、車のナンバーまででたらめだった。絶対ぼったくられているという確信はあったけど、こんなところで粘って命を落とすよりは…、と思ってニューヨークの洗礼を受け入れることにしました。
あ~、悔しい!初日からこれじゃ先が思いやられるけど、でもこれによってニューヨークで生きるということの心構えができました。
明日からは誰も信じないぞ~!
そんなわけで、いろいろありましたが、とりあえず無事ですのでご安心ください。では夜も更けてきたので(時差ボケで全然眠くないのですが)そろそろ休もうと思います。
おやすみなさい