初物づくしのお茶会に参加してきました。
まだお店も街も活動を始めていない休日の朝、開始時間よりも少し早めに到着すると、速川先生のご自宅は
すでにきれいに打ち水がされて、客を迎える準備が整っていました。
つくばいで手を清め、小間に入って、まず最初は相伝が始まりました。相伝とは、お免状の授与式のようなものです。
2名の方が相伝を受ける、おめでたい式を見学させてもらいました。
その後で初釜、そしてお茶事と続き、延々と朝9時から夕方5時まで続きました。
お茶会は時間の流れが非日常です。一杯のお茶を頂くのに炭を入れ、火を起こし、お湯を沸かし、お菓子を頂き、
お茶を頂き、お道具を拝見させていただき、それから食事が始まります。
メインイベントがずっと続き、亭主も客も真剣勝負です。もてなす方ともてなされる方の緊張感を、
お釜の煮え立つ音が程よく解きほぐしてくれます。
400年続く日本の伝統文化に触れる貴重な一日となりました。