今日という一日

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トロント

2016-11-06 20:56:30 | カナダ

2016年10月1日から10日までカナダオンタリオ州のトロントに行ってきましたので、今日からトロント特集をお送りします。

これは速川先生が主催する、茶道国際交流の旅です。私は2年ぶりの参加。

旅にハプニングはつきものですが、今回のトロントでは命に係わるハプニングが発生し、チーム力の高さと冷静な判断により、何とか最悪の事態を回避することができ、無事に帰ってこれましたが、一時はどうなることかとハラハラしました。

実はイベントの当日、会場入りした30分後に、速川先生がめまいを起こし、そのまま椅子に座り込んだ後、体調がどんどん悪化し、救急車でトロント市内にある病院のERに運び込まれるという事態が発生しました。

日本でもこんなアクシデントに見舞われることはめったにないですが、それが起きてしまいました。それもトロントで!

茶道のイベントは滞りなく進めなければいけないので、そっちは社中のメンバーに任せて、救急隊員が駆け付ける中、通訳ができる私と薬剤師の直子さんが先生に付き添うのがいいんじゃないかということになり、着物姿の救護隊(?)として命を預かる大役に任命され、救急隊員のイケメン2名とともに救急車に乗り込み、いざ病院へ!

結果として、無事に日本に帰ってくることができたので、今では武勇伝として語ることができますが、その日は本当に大変でした。

だって一時は検査の結果次第では、トロントで緊急手術をする可能性もあったわけで、そうなったら当然日本には帰れません。

ど・ど・ど、どうしよう…。

そんな非常事態が起こっている最中でも、明るい直子さんは、何が起きても明るく前向き。

病院内の写真を撮ったり、救急車と一緒に写真撮影もして、写真の笑顔からは緊急性が全く感じられません。

先生、不謹慎ですみません(苦笑)

まあ、確かに私と直子さんが、どうしようこうしようと悩んだところで、結局は医者の指示に従うしかないので、開き直って楽しんじゃった方がいいんですけどね。でもさすがに先生が担架に横たわってニトロを飲んで心臓発作を抑えているその状況下で、救急車内の写真を撮ることはできず、ちょっと残念。

 

先生は病院に2泊して、無事に退院することができ、予定通りのフライトで帰国の途につきました。
日本で近々手術を受けることにしたようですが、現在はすっかりお元気になってお稽古も再開していますので、ご安心ください。