今日という一日

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東芝

2017-05-30 11:57:24 | 気付き

東芝がなぜこのような惨状に陥ったのか、素人の私には全く分かりませんが、一つ思い当たることがあるのを思い出しました。

それはかれこれ10年前、確かベルリッツが主催した英語人材育成に関するセミナーで、東芝の教育責任者の話を聞いた時に、違和感を覚えました。

天下の東芝であれば、さぞかしや特別なプログラムを持っていて、グローバル人材の育成に力を注いているに違いないと期待していたのですが、話の内容は期待とは程遠いものでした。

要約すると、

「グローバル化に伴い、海外拠点が増えて、海外駐在要員が激増しているけど、社内にグローバル人材がいない。希望者を募っても、みんな海外に行くことを嫌がって人材が確保できない。仕方がないので、英語ができない人を行かせるしかなくて、事前に短期間の集中英語教育を行っているが、効果があるとは思えない。ビジネスのスピードが速すぎて、育成が追い付かない。」

この話を聞いた時に、唖然としました。

だってこれって私が20年前にアイシンAWにいた時とほぼ同じで、20年経ってもこの状況であることに軽いショックを覚えました。

東芝、大丈夫? 

その時、ふと感じた違和感、こういう違和感ってやっぱり大事なんだなと、気づきました。

自分の感覚を研ぎ澄ませて、「ん?」と思ったことにこだわってみると、何かが見えてくるかもしれませんね。