最近、百田尚樹の作品にはまっているのですが、これも面白かったです。
映画にもなったボクシングの小説。
格闘技系は好きじゃないし、血が出てきた時点でNGなので、ボクシングに興味を
持ったことはなかったけど、この小説は格闘技ダメでも面白いです。
小説の力はすごい!そんな私でもボクシングの世界に引き込まれるのだから。
天才型と努力型の二人の高校生の描き方も上手いです。
天才ゆえに頂点に達することのできない闇、努力型の限界。
勝ったり負けたり、最後までどっちが勝つのかハラハラドキドキの小説ですが、
不思議と両方の高校生を応援したくなってしまう、そんなキャラクターの設定が
上手いです。
勝っても負けてもすがすがしさが残り、その後の少年たちの進路のそれぞれの
人生ドラマを応援したくなるような小説でした。
お勧め二重丸!
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