ブラウンズホテルから、歩いて歩いて大英博物館へ。実はバスに乗ろうと思ったんだけど、ロンドンのバスのシステムがややこしくて、結局ギブアップ。ピカデリー通り沿いにバス停が一定間隔で並んでいるのですが、どのバス停でもいい訳ではなく、まずは自分の乗りたいバスの番号を見つけて、次にそのバスが止まるバス停を探さなければいけません。バス停は規則的に並んでいるのかと思いきや、そうでもなく、バス待ちの現地の人に尋ねると、みんなスマホで検索しだして、あっちだこっちだと教えてくれるんだけど、あっちに行ってもないし、こっちにもないし。あーあ...
ロンドンバスは見かけは可愛いけど、乗りこなすには相当な経験値が必要であることが分かりました。
でも、私たちにはGoogleマップがあるので、バスのお助けなんか必要ありません。
そして無事に到着です!
大英博物館の入場料はタダです。入口近くに寄付を求める箱が置いてあるだけです。後で知りましたが、実はこれ、「よその国からの盗品を展示しているくせに観光客から入場料を取るなんて」という海外の批判を避けるためらしいです。そうだったのか!もちろんタダで入る事もできたけど、盗品とはいえ、文化財を残すためには莫大なお金がかかるので、そのお手伝いとして気持ちだけ寄付しましたよ。
入るとすぐのところに、ロゼッタストーンがあります。エジプトで発見された、古代エジプトの文字が書いてある石版です。近くで見ると、細かい文字が、きっちりびっしり書いてあります。実は私、大英博物館を訪れるのは2回目です。1回目は大学生の時だから、なんと30年以上前です!その時にロゼッタストーンを見た記憶はあるのですが、当時はガラスケースに入っているのではなく、無造作にむき出し状態で置いてあったような記憶が。でもさすがにそれはまずいでしょ、ということになったんですかね。
大英博物館の見所は、エジプトから運び込んだこれらの巨大な胸像です。ラムセス2世の胸像と、アメノフィス3世の胸像頭部です。頭の部分と手の部分がここに展示されていますが、本来はこの下に胴体足がついていたことを想定すると、どんだけ巨大だったかが想像できます。
この猫はダイヤー・アンダーソンのネコという名前がついています。最も有名かつ優美なネコで、今から2500年前に作成されたブロンズ製らしいです。二千五百年前?
ミイラはいっぱい見ましたが、人間のミイラは写真を撮ると何かが映りそうで怖くて撮れませんでした。 でもネコのミイラだったら大丈夫そう、と思って撮ってみました。神に捧げるために作られたそうですが、こんな可愛い姿で埋葬してあげるのはいいですよね。
人間の形をしたミイラの入れ物です。ミイラは中に入っていないから大丈夫。
イースター島のモヤイ像です。大英博物館で見れるとは思わなかったな。イギリス軍はこんな物まで持ってきちゃったんですね。360度で写真を撮ってみました。
ギリシャからの盗品はパルテノン神殿と彫刻群です。
セクシーな美しい女性の彫刻も360度で撮ってみました。
この贅肉のつきかたが生々しくっていいですね。
当然ですが、全部見る事は不可能で、ガイドブックを片手に、みどころだけを探して歩きました。
30年前に見た時は、ミイラが床にごろっと並べてあって、触れそうな距離感で、ひんやりとした冷気を感じましたが、あれはリアル感があって良かったな。それを期待していたのですが、30年後のミイラは美術作品になってガラスケース越しの対面となってしまいました。
それにしても良く集めましたね。その数800万点あるらしいです。そして常時展示されているのは、そのたったの2%以下だというから驚きです。
盗品とはいえ、これだけのものをここで一同に見ることができるから、ここにあって良かったのでは?
さて質問です、この日私たちは何歩 歩いたでしょうか?
答えは、20,581歩、13.9Km です! 直子さんは数字を聞くと倒れそうになるので、この先聞かないようにしていたらしい(笑)
旅行はいつでも行けると思っているうちに、足腰が立たなくなるので、早めに行くべし🏃🏃♀️と思いました。
この距離を念頭に写真をもう一度、拝見。
セクシーな美しい女性に肩こり、腰痛を感じました。