最近の私のマイブームは、明智光秀でした。
光秀が本能の変を起こして、信長を討った理由は諸説ありますが、
私はこの小説に書かれている理由が一番腑に落ちました。
折しも、NHK大河ドラマ「黒田官兵衛」で描かれている小朝が演じる光秀とも
一致するところがあり、しかも、高野山の宿坊に泊まったその日の放映で
光秀はあっけなく討ち死にしてしまいました。
そして、奥ノ院には光秀のお墓が。
本を読んだタイミングと、NHK大河のシーンと、高野山に行ったタイミングが見事にマッチしました。
これは何かのメッセージか?
奥ノ院のガイドに教えてもらったのですが、仏様と神様は昔は住み分けて考えられていなかったようです。
それが証拠に、今でも、仏壇と神棚は同じ部屋の中に作られていることが多く、これを分けるようになったのは、
明治以降らしいです。
その当時の名残が高野山にはたくさんあるようです。宗教の分け隔てなく自由な信仰。
今の高野山があるのは、信長の暴走を謀反という形で止めた光秀の功績だったかもしれないと感じました。
興味のある人は、読んでみてください。面白かったです。
直接的答えではないけど、個人的なものの考え方ではなく、人間の脳の保守的思考が光秀を動かしたと考えるようになりました。
家康がなぜ天下をとれたのか?ずっと考えていました。私は三河一向一揆(1563).にあると考えます。映画「七人の侍」のように農民は一見馬鹿でやさしく見えるが、実はしぶとく、短気で頭がいい。組織力に長けている。飯で武士を雇えます。一向一揆は、仲間の裏切りとその後の重用。家康の苦心が見えます。
家康がなぜ天下を取れたのか?この謎解きも面白そうです。