まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

花より団子

2008-04-17 13:54:52 | モブログ

桜を一人占めしてはあまりにもったいないので、マサチャンママを誘った。木曜日は病院関係はお休みだから、少しは暇だろうと思って。あすは雨というしね。

おとといよりももっと花開いているから、それはそれはなまめかしい。

「まあ、どういきれいだっちゃ、静かなのもごちそうだがな。。。」

マサチャンママは、きれいだなあ、きれいだなあ、を連発している。
わざわざ旅に行って見んともいいがなあと自賛している。今まで見たことがないんだと、あんたに案内してもらうとは、と嘆いている。そんなもんです。

で、そのうち、広い広い境内を見回すマサチャンママの目が違う所に泳ぎ出した。
崖に行くと、「まあ、もうゼンマイが出とるわ。今は男ゼンマイだけだから、もうすぐだわ。そわそわしてくるっちゃ。」とつぶやく。
休耕田の土手に来ると「ここのもち草、いいなあ。誰も来んからきれいだし、農薬もかかっとらんしなあ。草餅作るのにいいねかや。」と興奮する。
小川のそばに来ると「まあ、セリがいっぱいだが、いいセリだねかや、北のおばさんが欲しがっとったけどなあ。いいか、冷蔵庫に入れとけば大丈夫だしなあ。」と、せっせと摘み始める。
蕗を見れば、「あんた知っとるか、蕗の佃煮作るとおいしいや、こんな若いうちに作れっちゃ。そうすれば柔らかいが。」と作り方を伝授してくれる。

はああ、同じ所を見ても人はこんなに違うのね、興味のありようによって、目の付け所が違うのね。      バイモ
私はこれに目がいって、なんとかして欲しいと思っていたの。前2回とも掘りたい、持って帰りたい、欲望を抑えるのに必死だったわ。誰もいないところにもって来て、そこらじゅうに咲いているんですもの。
うつむく花は大好きだから、もう欲しくてたまらない。
でもね、いくらなんでもね、よそ様のものを黙って採ってはいけない!そのくらいは私にも分かる。それはそれはぐっとこらえたわ。
今日も欲しい話をマサチャンママに熱く語った。

そしたら、なんとなんと、いつもは東京に住んでいる住職さんが、これから船に乗るってんで寺から出てきた。住職さんが車を待つ間、境内の花々のお話をする。
そちら方面にゆるゆると話を持って行く。これ幸いマサチャンママがまんざら知らない人ではなかったのよ。最後の詰めだ、あとひと押し。思えば叶う!

「もう、いつでも好きな花を持って行ってください。いない時でもメモして入れて置いてもらえばいいですから。花の好きな人に持って行ってもらった方がいいですから。」だって。
いやーうれしい、感激!!もらいに来ます、今度シャベルとビニール袋持参でまいります!ありがとうございます。もちろん、車が出発するのを最敬礼で見送りました。


コメント
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