自分で願っていたのに、実際に見つけてびっくり仰天!
昨日ハイキングに行った人はこともなげに、「そんなの、家の庭にもあるよ。」だそうで・・・
どうです、この姿かたち。アナおそろしやと言いたいでしょ。
『ウラシマソウ』です。もう、異形界の異形としか言いようがないわ。
暗紫色の花と見えるものは、苞だそうで。この苞は仏に供える燈明の炎の形に似ているので仏炎苞と呼ばれるそう。
苞の中の小さな花の塊からムチのような条が出ていますでしょ。この条を、浦島太郎の釣り糸に見立てて「ウラシマソウ」と名付けられたそうで。
この説明を読むと、異名ではないなとひとまず安心するわけ。
ウラシマソウに比べると去年驚いたこの人なんて目じゃない!
『コウライテンナンショウ』
もう仏炎苞の色なんてすがすがしいというもの。驚かなくなったわ。
こちらは、その姿形が蛇の鎌首のイメージがあるかので、佐渡方言で「ヘビノダイハチ」もしくは「ヘビノダイオウ」と呼ぶ、というから、その異名はチョイ可愛そう。
「ウラシマソウ」の方がよほどそう見えるもの。
「ママコノシリヌグイ」の異名に、あまりといえばあまり、笑ってしまったといおうかどういおうか・・・
それに負けず劣らずの異名
『キランソウ』 どこが異名か?って。そう、これだけでは異名でも何でもない。
ところがところが、これが全草に毛が多く、根生葉が放射状に出て地表をびっしりおおうことから、『ジゴクノカマノフタ』という別名をもつというから面白い。
そして、すぐれた薬効があることから、イシャコロシだのイシャナカセだのイシャダオシだのの方言を持つってんだから・・・ね。
そちこちにある山野草も、それを説明してくれる図鑑も奥が深い!