徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

きのうから明日へ ~ 城下町熊本展 ~

2012-06-12 17:09:50 | 熊本
 熊日新聞社の新聞博物館で行われている「城下町熊本展」を見に行った。市制が施行された明治22年(1889)から政令都市となった今年までの123年にわたる熊本市の歴史を新聞紙面と写真でたどっていた。また「水の国・熊本」のシンボルである水前寺公園や江津湖、八景水谷などの歴史も特集してあり、じっくり記事を読み始めると時間はどれだけあっても足りないくらいだ。自分が生まれる前の出来事は知らないのは当然だが、後の出来事でも知らないことが多いことにあらためて気づかされた。やはり、大学と社会人合わせて25年ほど熊本にいなかったブランクは大きい。
 僕が熊本に帰ってきてから、なんとなく釈然としないことがいくつかある。一つは熊本市役所はなぜあんな一等地にあんな高層ビルが必要だったのかということ。市の景観条例が制定されているが、最も景観を損ねているのは市役所自身だ。この問題もやはり多くの反対論があったことが記事を読んでわかった。またもう一つは水前寺公園の有料化だ。僕らの子どもの頃は自由に出入りできたので、熊本に帰ってから初めて入園した時400円も取られたのにはビックリした。これも地元商店街などが反対運動を行なったことを記事を読んで初めて知った。他にもあゝそうだったのかと思った記事がいくつかあったがそれはまた後日にする。
 ところで、先日、NHK熊本放送局が千葉城を降りて、花畑地区に移転する計画であることが発表されたが、前に発表された桜町・花畑地区の再開発計画、なかでも「シンボルプロムナード」構想と整合するのかどうか気になるところだ。僕らの子どもの頃はNHK熊本放送局は今の市役所立駐のところにあった。幼稚園児の頃、生放送で童謡を歌いに行ったことがある。約50年ぶりに中心街に戻ってくるわけだ。昔の放送局の写真が掲示してあったのでそんなことを懐かしく想い出しながら眺めていた。 


昭和3年(1928)に開局した熊本放送局(JOGK)