雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

上との議論

2007-07-24 05:46:48 | 樋渡啓祐さんのこと
朝の武雄市長物語、「楼門朝市」の賑やかな写真が紹介されている。


この楼門朝市、楼門前の広場で毎日曜日に開かれているようだが、5月に「楼門バーガー」で新聞記事に取り上げられたりしたが、その後も毎月ブログの話題に取り上げられて、この催しを盛り上げていこうとする意欲は十分に感じられていた。

わが町三木でも、毎週末に市役所前の広場で開催されているようだが、まだ行ったこともないし、どんなものか想像もついてはいない。
ただ、市役所前といっても場所がどこなのか、駐車場は広くていいのだが広すぎるのかななどと漠然と想像などはしていたのである。


きれいで賑やかな朝市の写真が沢山紹介されていたが、
私の印象に残ったのは、その間に書かれている数行の文章である。

「外れました。担当の農林商工課と場所の移動で激論を交わしていましたが、僕の負け」
「温泉通りに移動して大成功」
「来週の楼門朝市。更に進化して登場です。」


いろんな企業や組織で、上司と議論になることはある。
だが、激論になることは少ないし、下の意見が通ることは極めて稀である。

そして、下の意見が現実に大成功。それを率直に認めて褒める上司。
そんな基盤の上に更に進化を目指す。


当たり前の話のようだが、このようなことになっている企業や組織は稀である。
武雄の [元気の源泉] を見たような気がする。

今あるものをよりよい形に進化を目指す、地味な活動だが何事もそれがベースだと思う。
10年1日の如く過去を踏襲しているところが多すぎる。


そのためには、まず
上と下が議論が出来る雰囲気をつくること。
議論をしてもいつも上が勝つのでは、次が続かない。
結果がよければ、率直に褒めて、更なる進化を目指す。

たかが場所の話で、武雄市を揺るがすような基本問題ではないとは思うが、
物事の検討の態度としては、最も 「初歩的な基本的な問題」 だと思う。


でも、それが出来ているところは意外に少ないのではと思うのだが。
コメント
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