飄(つむじ風)

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正男氏毒殺…中国「政変」引き金 カード失った習氏激怒

2017-02-21 13:27:57 | 国際・政治

面白い観測である!
どう考えても、
トランプ新大統領発足、
ミサイル発射、
等々無関係であろうとは思えない・・・?!

 

大局的に観れば、

これもグローバリストとの確執であろう。

北朝鮮ごときが弾道ミサイルを整備するなど狂気の沙汰である。

後ろ盾がなくては出来るはずがない。

その後ろ盾とは、

ラムズフェルド元国防長官(ブッシュJ政権)を筆頭とする、

ネオコンであったとの観測がある。

 

ネオコンこそグローバリストの筆頭である。

その経緯は割愛するが、

1990年代軽水炉供与問題でスイスの原発会社ABBと

北朝鮮は契約している・・・。

その取締役はラムズフェルドである。

ネオコンは9.11自作自演テロの首謀者であり、

いわゆる戦争屋張本人である。

テロ戦争の仕掛け人である。

 

ひいてはISIS(ダーイシュ)創設の一味である。

それにはイスラエルのモサドが関与している。

当然のことながら、

北朝鮮の核もミサイルも

こうした戦争屋が関与していると観るのは自然の流れだ。

 

すると新大統領トランプを恫喝するために、

ミサイル発射を企図する。

そのリアクションを警戒して、

金正男を消すというのも考えられる。

下載の記事によると、

習近平の動きを封ずるために、

江沢民派の暗黙の了承を取り付けて実行した・・・。

こういう図式が考えられる。

江沢民派とはネオコンと攣るんでいる

グローバリストである。

 

何の事件・犯行にも動機がある。

事故ではないのであるから、

企てがあって起こる。

その動機は何か?

そう観てくると、

金正恩は中共の影響力を嫌い、

張 成沢(チャン・ソンテク)を殺し、

金正男も念の為に消した。

それを成功させたのは

江沢民派の生き残り戦略の容認であった。

 

ということだが、

下手をすると金正恩の終わりの始まりかもしれない。

ミサイルも核も、

脅しには十分だが、

過ぎると根こそぎ廃絶の口実にもなり得る。

トランプ大統領の判断が気になる処である。

 

【転載開始】

正男氏毒殺…中国「政変」引き金 カード失った習氏激怒 河添恵子氏緊急リポート

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件は、女性2人と男性1人が逮捕された。犯行に致死性の高いVXガスが使用された可能性が浮上し、事件の背景に注目が集まっている。こうしたなか、正男氏を擁護してきた習近平国家主席率いる中国は不気味な沈黙を続けている。貴重なカードを奪われ、大打撃を受けた習氏が激怒しているとの情報と、背後にある共産党最高指導部内の激烈な権力闘争とは。ノンフィクション作家、河添恵子氏による緊急リポート。

 正男氏がとうとう暗殺された。反共産党系メディアなどによると、古くは2004年、正男氏がオーストリア訪問中に暗殺の危機にひんしたが、現地の情報機関が事前に察知して未遂に終わったという。10年には、中国で交通事故を偽装してひき殺す計画があり、12年には北京で北朝鮮工作員とみられる者に襲われたが、中国当局が防いだとされる。

 このように、金王朝の第2代最高指導者、金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男、正男氏の暗殺計画は十数年前から蠢(うごめ)いてきた。背景には、中国政府が抱き続ける野望と、熾烈化する権力闘争が見え隠れする。

 中国にとって、北朝鮮は建国以来「兄弟国」の位置付けにある。

 江沢民元国家主席が党総書記に就任した翌年の1990年3月、初めての外遊先は北朝鮮だった。その時、現在は全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員長の張徳江氏が通訳として同行している。

 胡錦濤前国家主席も就任翌年の2004年に正日氏と会談し、「中朝友好協力関係を高める」ことで一致。習氏も08年3月、国家副主席に就任して初めて訪問した外国が北朝鮮だった。

 そして、習政権が発足(12年に党総書記、13年に国家主席選出)して以来、“朝鮮半島の植民地化”への工作を強めてきた。

 それは現在の「チャイナセブン」(=中国共産党の最高指導部、中央政治局常務委員7人)の布陣からも明らかだ。

 習氏、李克強首相に続く序列3位は、前出の張氏だが、北朝鮮の金日成総合大学経済学部で2年間の留学経験があり、中国東北3省に多い朝鮮族を含む、“朝鮮半島のエキスパート”である。序列5位の劉雲山政治局常務委員と、序列7位の張高麗筆頭副首相を合わせた3人が、「北朝鮮との関係が密接」な江沢民派なのだ。

 歴代の中国政府が「兄弟国」の金王朝に配慮してきた目的は、属国化することにある。

 そのため、中国の改革開放政策を支持する正男氏を、正日氏の後継者候補と見据えて、義理の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長を後見人とする体制の実現を目指してきた。

 ところが、金王朝の3代目に指名されたのは3男の正恩氏だった。「中国に近づきすぎた」張氏は13年12月、無残な最期を遂げる。中国政府は以来、正男氏の身辺警護をより強化してきた。

 チャイナセブン内で近年、金王朝をめぐる対立が激しくなっている。

 正恩氏のカウンターパートは劉氏だが、習一派は劉氏を含む江沢民派を完全に敵視していた。そのうえで、習氏は、オバマ米政権時代からの密約とされる「北朝鮮の核開発無力化」へ舵を切った。この1年、北朝鮮の核開発を支援する中国企業の摘発と責任者の逮捕、東北3省の幹部の首のすげ替えなどに邁進(まいしん)してきた。

 習氏は、正男氏の“出番”をひそかに伺っていたのだ。

 1月に就任したドナルド・トランプ米大統領は13日、北朝鮮が日米首脳会談に合わせて弾道ミサイルを発射したことを受け、「北朝鮮に非常に強力に対応する」と極めて強い口調で断言した。

 こうしたなか、習一派らに江沢民派が一掃されれば、正恩体制そのものが危うくなる。

 だとすれば、正恩氏にとって最大の不安要因である正男氏を、是が非でも抹殺するしかない。正恩体制を支持する江沢民派も生き残りと利権確保のため、正男氏の暗殺を許容した可能性もゼロではない。

 中国共産党最高指導部内のすさまじい権力闘争と、中国の影響力が強いマレーシアでの暗殺劇。カードを失った習氏は激怒しているとみられる。中国政府と公式メディアの不気味な沈黙は、次の一手に向けた情報収集と、策を練っている可能性がある。

 いずれにしても、正男氏が中国の野望の中で擁護され、その揚げ句、犠牲となったことは確かである。【転載終了】