ふうん
どこの世界の話だろうか?と思っちゃうなあ
私の母は 私に 一人で生きて行けるようになれと言い聞かせてた
なんか 人生ひどい目に遭い放題だったので
迷信深くて 運命を信じてて
わたしの 則子という名前は 男運の悪い星の元に生まれた
母はそう信じてたから 私小学校時代は ノリ子 だったのよ
私も結婚なんか しない方がいいと思ってたよ。
だいたい最初の男親に戦死され
育ての男親は酒乱で 信じられん状態だったから
母は すっかり そう信じ込んでた
だから もちろん結婚はしないことにしてた
結婚しない方が 自由でいいもん
然し せっかく親元を出奔して 親の軛を振りほどいたと思ったら
母の腎臓病が 悪化してしまった
私を妊娠したせいで(妊娠中毒症が母の腎臓病の出発点だった)
病気になったのだから
わたしは責任を感じたのだよ
第一 おやじに任せておいたら 自分優先の暴君だ
お母さん殺されちゃう
と思って 母の食事療法するために家に戻った
ところが 何年かしたら またまた おやじの拘束が激しくなって
門限なんか守れないよ
仕事してるんだから!!!ッタッテ
そういうことの通用する相手ではないので
また 家を出るっきゃない
今度は合法的に 結婚して 家を出よう
と決めて
私を束縛はしない と 思って 結婚したのが 32の時だ
親カラ 自立したい一心で苗字を武蔵側のにして失敗
嫁 という視点で見られる羽目になった
ええ!!?ともらった嫁と私を言うので武蔵の母に言った
おかあさん 私はネコの子や犬の子じゃないですからね
貰われてきたんじゃありません!
おかあさんは仰天だったようだ
男とは絶対威張って 女を所有物のように思うと思ったが
武蔵はそうではないがね
そうじゃない人間もいて ホント よかった
然し甘かったね
田舎に来てみると 嫁じゃないです!って 通用しない
ちぇ!!
でも結婚適齢期って 出産適齢期があるな
とは思った
二番目の子は35歳の時出産した
すごく眠くて 参ったもの
徹夜ができない年齢になってるなあと
これは結婚適齢期に関係するな
と思った
娘には子供がない もう40が目前だから 無理だろうと思うが
皆は今は みなが遅いから
っていうけれど
皆とは関係ないよ?
40で 徹夜は堪える ってこと
でも 結婚してみていいと思ったことがある
それはさ
田舎体験ができたこと
あの 世にも珍しいおじさんに会えたこと
実は 嫁姑 ってのも仰天の体験だった
そういう まず結婚しないと出会わないい
摩訶不思議な視点を ゲットした
これは 選んで 体験したんじゃなくて
武蔵が引きずってきたのだが
いやはや 面白い(まだ過去形にはならんのよね)
圧倒的な 異世界と出会うものだものね
それと 子供を持てたこと
これはなあ すごいよ!
子どもは存在するだけで親には面白い
だから 私は親不孝をしたとは思わないのだ
私だって相当面白かったはずだ
考えてみれば
酒乱の親父を持ったのも
そうできる体験じゃないことを体験した と思えばね いいわけか?
酔っ払いは嫌いだっていつも言うけれど
おやじみたいに激烈なのには会ったことがないもん
ホント 一期一会 よね