おばさんは 自分で歩いて暮らせるようになれば退院できる
というので
頑張るのだが 気が早くて
例えばお尻をしっかり椅子に向けないうちに座ろうとしたり
自分はできる!
とばかりに気が逸るので
かえって危ないのだ
でも ずいぶんしっかりしてきた
おばさんの自覚では まひの出た左足がまだおぼつかないという
足先を上げる筋肉
膝を伸ばす筋肉に衰えがあって できないと
療法士の方が言う
これは前からだ
なかなか難しいのだ これが
私も心がけてそこんところ鍛えないとな
立つ練習などもやっていただいていた
私が見学しながら 絵本カバーの後ろにこのらくがきを描いていたら
武蔵も顔を出した
療法士さんも家でどうやって転ばないように暮らすか
四足の杖はついて歩くことができないので無理と
(おばさんはその杖が重いせいにしていたが
そうではなく 杖の足がしっかり地面を掴む前に歩き出すので危ないのだそうだ
私がよく言う 生意気な性分 って言うやつなのだけれど
実はナマイキナのではなく
そこまで持ちこたえられないというのが本当なのだろう
お尻をしっかり椅子に向けてから座るように言われても
ベッドに座ってからちゃんとお尻が乗って位置を決めてから寝るように言われても
横になるのが早すぎて
危ないのだが
そこまで持ちこたえるのには 筋力がいるのよね
ああ 人生は 筋力だわ
明日はリハビリお休みだって
お見舞いに行ったときにベッドの上で筋トレ 頑張ってもらうようにしよう