ボランティアで参加している「介護予防体操教室」に新しい方が参加されて
最初からどんどんこなしていくので、体力がありそうで失礼ながらお年を聞いてみると
「91歳」とのことで、「え~!!!!」と倒れそうになりました。
どう見ても80歳は超えているようには見えないので本当に驚きました。
話しを聞いてみると、60歳くらいから簡単な体操や吹矢をして
若い時から洋裁をずっと続けているということでした。
「介護予防」の見本みたいな人です。
何もしなければ筋肉はどんどん落ちてしまいますし、高齢になると
運動をしていても追いつかなくなってきます。
この日はもう一人、杖をついてやっとたどり着いたという感じの方もいまして
その方は 70代でした。
急激に足腰が弱ってきたのを心配した家族の方が連れてきたのですが
このお二人は「運動」のある生活とない生活の両極端の見本のようです。
ただ、「介護予防体操」は後者の弱っている方に即効性があります。
コンスタントに通ってくだされば3か月で相当改善されるはずなのです。
6か月くらいで杖がいらなくなるかも。
別の自治会の方で「手すりにつかまらなくなった」という方がいましたので。
それと、私が最近感じていることは「趣味」の果たす役割が大きいということです。
体操教室でも「民謡」「大正琴」「吹き矢」など、60歳くらいから
新たに始めた趣味を持っている人が多いです。
趣味自体も楽しいのでしょうが、仲間とのコミュニケーションがまた楽しそう。
体操の場で、誘われて入っている人もいました。
寿命が延びて60歳くらいから第三の人生を新しく始めるような時代になりました。
このくらいの年齢になると先が見えているため、
「あまりシャカリキになっても結果はたいして変わらない」
「人と成果を比べても意味がない」ということが身に染みているため
趣味でも事業でも落ち着いてできるのでいいと思います。
でも、先が短いのでぼんやりしていられません。