毎日HAPPYDAY

いくつになっても人生これから

常識がなかった・・・・・漢詩

2017-02-14 07:50:18 | 日々の出来事

 

昨日アップした漢詩のお手本ですが非常に有名な詩でした。

中唐の詩人張継という人の代表作「楓橋夜泊」という詩で

中国寒山寺に多数ある石碑の拓本でした。

 

月落ち烏啼いて霜天に満つ

江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対す

姑蘇(こそ)城外の寒山寺

夜半の鐘声(しょうせい)客船に至る

 

都落ちした旅人の詩だそうです。

拓本というのも初めて知りました。魚拓みたいなもので

石碑に紙をぺったり貼り付けて写し取るのものでした。

この有名な詩の石碑が寒山寺に数多く残っており、それを拓本にして

屏風や掛け軸に仕立てているそうです。

私がいただいたものは拓本を本に仕立てた物でした。

それで、文字は白く背景は黒くなっているんですね~。

 

有名な人の書を石碑に彫り、それを写すということが行われていたのですね。

 

詩の次のページにちゃんと解説がありました。

唐の張継の詩であると書かれているようです。旅人が泊ると読める文字もありました。

石碑を刻んだのは兪越という人で、この人の石碑が現存する中では一番古いそうです。

最後に

乙丑重陽汪定執敬観

とあるので、汪定という人が石碑を見て筆を執ったという事らしいです。

(調べたら汪定という人が石碑を見て、自分でも作ったとありました)

同じ物を彫ったということなのでしょうか????

 

 

 

いろいろ謎が解けました。

ただ、常識がなかっただけかもしれませんが。

 

 宝の持ち腐れ以前の問題でしたが、今のところ何かが出てくる気配はないので

この書をお手本にできるまでなんとかがんばりたいと思います。