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ドラマと言っても2時間ドラマです。 山のトムさん ☆☆☆☆
小林さとみ主演の「何も起こらないドラマ」シリーズの一つのようです。
この系統のドラマは見たことがなかったのですが、普通加減が非常によかった。
作家のハナは、友人と友人の子供(小1)、甥っ子(中学卒業)の4人で
東京から田舎に引っ越し農業、ヤギ、ニワトリでほぼ自給自足生活を始めます。
その経緯については全く触れられず、こちらの想像に任せるようです。
友人は離婚したのか・・・・、甥っ子は不登校なのか・・・・
はたまたハナさん自身は独身なのか・・・・・
いったいどのようにして家を買ったのか、それはなぜか・・・・
・・・・すべて謎です。いきなり畑を耕しています。
4人は近所の世話好きな夫婦に助けられ、なんとか田舎暮らしをしています。
朝起きて、おひさまを仰ぎ見て、畑の世話、ヤギの放牧(2頭)、卵取り。
たまに東京に仕事に行く。この繰り返し。
そこに、ネズミ退治を期待されてねこがやってきてトムと名付けられる。
かといってトムが大活躍するかというと、普通の猫で、自由に暮らしている。
そして、トムを加えた家族の日常が繰り返される。
何も起こらないのですが、ずっと見ていられる。
役者さんたちも、自然の中でそれぞれの持つ存在感だけで成り立ってる感じ。
唯一の変化といえば、一緒に暮らしている甥っ子のアキラの表情が明るくなっていくところ。
唯一の事件はヤギが逃げてしまった事。 (← つかまえた)
私自身は田舎暮らしをしたいとは思ったことがないのですが
(↑すでに十分田舎ですが、自給率セロ)
こういう暮らしも悪くないかな~なんてね。
(↑ 最近いろいろ疲れ気味なのかもしれない)
ドラマの中で
「土に種をまけば作物が実る。土はすごい。
その土をコンクリートで固めて都会で暮らしていれば
苦しくなるのは当然なのかもしれない。
大変なことを避けようとして返ってつらい思いをしている」
と、ハナがつぶやくのですが、確かにそういうことあるな~。