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介護保険の謎

2017-08-17 18:14:01 | 物申したい!

 

実家の母の具合が非常に悪くなり、自宅での介護が困難になってきました。

妹がみてくれているのですが、妹の体調も良くないのでまず介護保険施設に移って

もらう事を考えていくつか見学に行きました。

 

そこで知ったことが驚きでした。

介護保険の適用の仕方です。

 

たとえばうちの義母の場合は在宅介護で要介護1なので16万点(=16万円)の保険を1割負担で利用できます。

ホームヘルパーさんとデイサービスを入れて約10万点(=10万円)分を1万円で利用しています。

なんか申し訳ないくらいです。

 

し・か・し・・・施設の見学に行き話を聞いてみると、うちのばーちゃんはまだましです。

必要な分を保険でお願いしている訳で、遠慮がちです・・・これ当たり前

と、思っていましたが、とんでもないです。

介護施設に入り、介護保険を利用することになると、施設では限度額いっぱいまで

介護保険を申請します。うちの母が使うか使わないかは関係ありません。

そのような制度になっています。

要介護1で5万円分使おうが、10万円分使おうが関係なく16万円を受け取ります。

つまり、介護施設費用プラス16万円が介護施設に入るということです。

介護度が上がればプラス30万円のこともあるでしょう。

たぶん、初期の頃、施設が少なかったのでそのように法で定めたのでしょう。

そこに付け込んで一斉に企業が参入していると思われます。

 

施設の担当者は、その代わり手厚く介護しますとは言いますが

母は具合が悪いけれどもほぼ自分の身の回りのことはできますから

介護保険を使うことはそれほどないと思います。

残りは施設経営者の懐に入ることになります。

 

18日追加***

このようなやり方でなく、個人で介護保険を正当に使える施設もあります。

 

 

介護保険制度は高齢者を見ている家族にとっては本当に助かります。

うちの義母もショートステイにお世話になり、その間私もほっと息をついたりしています。

本来、そのように使われるはずだった保険制度を金もうけの対象にしている

介護施設には、あきれてしまいました。

それ以上に、先見の明のない政治家にあきれました。

志のない政治家って、ほんとにバカ!と言ってやりたいです。

こうなることはわかっていたでしょうに。

 

それでも、実家の母の場合ショートステイでは対応できない状況なので

介護施設に預けるしかありません。

それほど長い期間預けるつもりはないですが、

医療保険にしろ、介護保険にしろ、国民の健康を守るためのものが

金もうけの対象に簡単になってしまう制度はどうかしています。

政治家って、ほんとうにどうかしている。国に寄生して滅ぼすつもりか!と暗澹たる気持ちです。