ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

ウィリアムのサイン入りハーモニカのリペア

2014年07月01日 | ハーモニカ
4月頃、メンテナンス講習会を受けた話を書きました。

じつはウィリアム・ギャリソンさんにサインしていただいたハードバッパーの木製ボディのサウンドホール1番の隅(写真参照)が2月に割れてしまい、吹き吸いがスカスカになってしまいました。
これは、くわえ方を浅くしたために慣れず、唾がたくさん出てしまっていたのが原因ではないかと思います。
すみません、汚れたハーモニカをお見せして。

ただ、リードプレートはまだ使えるので、もったいない。



そこで、使い古しのハードバッパーって何本もあるので(なぜか捨てられず、なにか使えるのではと後生大事に取ってあります)、そのボディを使って再生しようと試みました。

リードプレートはストレイパーを使えば、テコの原理でボディからかんたんに浮かせることが出来るので、釘は手でもらくに抜けて、リードを外せます。(慣れてしまえば怖くなくなりますね)

壊れたハーモニカのバルブが痛んでいるところは張り替え(バルブはこの間買ってきました)、使い古しのボディにはめ込んでみました。

出来はいかに。

失敗でした。ボディとリードプレートの相性がわるいのか、息がスカスカ。なんか変。
よーく見ると、壊れたハーモニカのリードのてっぺんとボディのてっぺんのラインが揃わっていない。釘の位置が微妙に低い。不良品?マウスピースの下の部分に隙間がわずかにありそう?

(ここで気づきました。最初に気づいた時点で、ボンドで隙間を埋めればよかったんじゃないの、と。)

で、こうなったらもう一回やり直そうと、昨夜、まだ何本もある使い古しのハーモニカからリードを外し、そのボディを使って慎重にやり直してみました。
結果はまあ、こんなものかな。やっぱり古いボディは少しゆがんでいるので、息が少し抜けます。でも練習用なら使えないことはない。
リードプレートの外回りを接着剤で埋めてしまうというアイデアもありそうだし。

じつは数日前、新しいハードバッパーを予備として買ったのですが(消費税アップ前に駆け込みで買うお金がなかったのです)、これで新しいのを使うのは先延ばしします。

ウィリアムのサイン入りボディはどうするかって? 
これは捨てられません。記念に取って置きます。