昨夜は、国立・ギャラリービブリオにて、中川フォークジャンボリー・ライブ。
テーマは「浅川マキの夜」。没後6年、古い民家のお座敷で、「浅川マキ」を歌い、語ろうというもの。
ゲストは、音楽プロデューサーの寺本幸司さん、そしてマキさんがもっとも信頼したギタリスト萩原信義さん、司会はいつもの岡崎武志さんによる貴重なトークを1時間。
もっと聴きたい、終わってしまうのがもったいない、興味深いエピソードいっぱいのトークでした。
トークの内容は、司会の岡崎武志さんがブログに詳しく書かれています。
浅川マキさんを生で聴いたことはないけれど、21歳の時譲ってもらったステレオとともに「MAKI」というアルバムが手元に来ました。針を落とすと、そのとてつもない「暗さ」にぞっとした思い出があります。すごみ、といったほうが正しいかな。
マキさんのYouTube探していたらこんなのがありました。
そして、ライブは萩原さんから始まり(最初に演奏した曲は「ジンハウスブルース」)、さらに特別ゲスト、YO-ENさんとは「朝日楼」、そして五郎さん。
ブルージーな曲ばかり。いやー、よかった。
ギャラリービブリオにおける中川フォークジャンボリー企画は、1970年あたりを挟んだ日本のフォークシーンのレジェンドが登場する、貴重なライブなのです。たった14畳のお座敷で生音が直に伝わってくる、この空気感がたまらない。
打ち上げを同じお座敷でワイワイやる、これまたユニークです。
打ち上げの時、隣は同じ業界のひと。神保町ブックフェスでも演奏しているとのこと。なかなか。
辺りの人の話を聴けば、みなこの年代の音楽にこだわっているマニアックな連中ばかり。
11時頃には帰らなくてはならないけれど、帰るのがもったいないほど。実際、最終一本前でした。
次回は高田渡さんをテーマに企画しているそう。
だれがゲストなんだろう。ぜひ聴きたい。