ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

ハーモニカビッグバンド

2018年12月11日 | ハーモニカ
12月10日(月)、東京都台東区生涯学習センター ミレニアムホールで行われた象潟ハーモニカ・アンサンブルの第6回定期演奏会に行ってきました。
ゲストが豪華で、プログラム構成も多彩なすばらしいコンサートでした。

象潟ハーモニカ・アンサンブルは昨年、東武沿線ふれあいハーモニカコンサートで初めて聴きまして、大編成でこんなにレベルの高いサークルがあったんだと驚きました。
ハーモニカは6パート、バス、コード、複音、クロマチック。そしてピアノ、ギター、アコーディオン、合計9パートとのこと。

オブリガートの難しいところはアコーディオンが弾くなど、複音ハーモニカの柔らかい旋律が引き立つアレンジがいいですね。
なんといってもバスの音が抑え目ながらしっかり聞こえていたのに好感を持ちました。
なぜかというと、毎年春にある二つの大きなイベント(埼玉県と東武沿線)では、サークルのほとんどといっていいほど、バス・コードハーモニカの音がブンチャ、ブンチャ、大きいのです。
むしろ大きすぎると思います。
この世界に詳しい人に訊ねると、それがこの世界では普通です、と。

象潟は楽器間の音のバランスがいいので、聴きやすかったですし、細やかな演奏でした。
タンゴ、ラテンの曲など、ハーモニカの音色が活きる選曲でした。


ゲストは、同志社大学ハーモニカン・ソサエティOBとハーモニカ・アンサンブル片桐。そして特別ゲストは同志社大学OBの和谷泰扶先生。
象潟を長年指導されてきた斎藤隆先生が同志社大学出身ということで企画されたそうです。
同志社大のハーモニカン・ソサエティはすでに解散していますが、このために京都から駆けつけたとのこと。


二段式クロマチック・ハーモニカにバス・コード。これにベースギター、エレキギター、キーボード、アコーディオン、クラリネット、ドラムがあるという、本格的ビッグバンドです。
ここまで大規模な編成は初めて見ました。2段式クロマチックがメインというのも初めて。
かつてはこうしたビッグバンドが当たり前だったとはビデオで見て知ってはおりましたが。
演奏はなかなかのものでした。ラジオから聞こえてくるような懐かしい音色です。
しかし、マイクのセッティングのせいでしょうか、大勢の人が吹いているハーモニカの音が細くなってしまったのは惜しかったですね。

和谷先生は「ラプソディ・イン・ブルー」や「ブエノスアイレスの冬」「トレド」など。
今年の聴き納めではないけれど、先生の演奏に触れることができただけで満足。

象潟ハーモニカ・アンサンブルの企画に感謝した一日でした。