ハーモニカな日乗

すばら式ハーモニカライフ、ガーデニングなどその他日常雑多を綴る。

第6回STiN企画のジャズライブ

2017年02月10日 | イベント
2月4日(土)、草加のライブハウス・シュガーヒルにて、STiNプロジェクト企画によるライブを開催しました。第6回目。



地元でジャズを楽しもうということで、今回お呼びしたのは、リーダーで美人アルトサックス奏者として知られる吉野ミユキさん、ピアノはチキンシャックというR&B系フュージョンバンドで一世を風靡した続木徹さん、グルーブ感が最高のベーシスト矢野伸行さん、これにシュガーヒルのオーナーでもあるドラムの長谷部健一さん、パーカッションが塩のやもとひろさんという豪華メンバー。塩のやさんは店長のパートナーでもあります。





企画の発端は、STiN」のメンバーであるTさんとその娘さんが塩のやさんのパーカッションワークショップに通っていることからの縁。それが発展してこのライブが実現しました。



客席はおかげさまで満席。やっぱり大勢のお客様が入ると雰囲気が違いますね。
一般のお客さんが知っている「酒とバラの日々」「黒いオルフェ」「ムーンリバー」などのスタンダードナンバーを中心に、吉野さんのオリジナルが2曲。

今回は塩のやさんのパーカッションが加わることによって、どんなジャズライブになるのか見当がつかなかったのですが、案に相違して、コンガやシェーカーをいれても違和感のない、むしろ今までにないノリが生まれて、いいものを聴くことができました。

オーナーの長谷部さん、スティックさばきがしなやかで、上手くなったなあと思いました。訊いたら今度CDを出すとのこと。そして第2弾は吉野さん、矢野さんが入ったものを収録を予定しているそう。CDはミュージシャンにとって名刺代わりですからね。
ライブがはねてから、あれこれ談笑していたら、長谷部さんは僕と同い年でした。一流ジャズプレーヤーと共演できるなんてうらやましい限りです。

じつはぼくは吉野ファンでもあります。10年くらい前、ジャズの教則本の探していて、なぜか吉野ミユキさんの「はじめよう!アルト・サックス」①②の2冊を見つけ、購入しました。理由は最初が取り付きやすそうだったことと、パーカー派のサックス奏者だったからかな。しかし、開いてみると教則本にやさしいも難しいもないことが分かりました。そのころ早いパッセージが吹ける技倆が全くないので、当たり前ですが。したがって、その後、書棚に鎮座ましましていたことはいうまでもありません。

が、このところは少し違うかな。言っている意味が少しずつ分かるようになりましたので。


このお三方(吉野さん、続木さん、矢野さん)は2月18日(土)に阿佐ヶ谷のマンハッタンでライブをやるとのこと。ここはかつてレッスンに通っていた場所ですが、なぜかライブを一度も聴いたことがありません。入り口においてあるピアノが懐かしい。聴きに行きたいな。

矢野さんは、その昔(2004年~2006年)、僕の地元、谷塚にライブバー「モント」があったころ、ブルースセッションに登場。そのときに聴いたブルージーなウォーキングベースがカッコよくて、ぶっ飛びましたね。こんなところでこれほどのベースが聴けるなんてと。それ以来、忘れられないミュージシャンの一人。シュガーヒルで吉野さんは何度か聴いておりますが、残念ながらそのときのベースは矢野さんではなく、今回念願が叶ったというわけです。

相変わらずカッコ良かったですね。弓で早いソロを弾いていたのが印象的。こちらの方が得意なんだそうです。

ジャズライブ、企画するのは楽しいですが、お客様を集めることは毎度ながらたいへん。ジャズファンってなかなか増えませんね。

銀座でのライブ終了

2017年02月03日 | ハーモニカ
1月31日(火)、銀座のVerera(ヴェレラ)という音楽ラウンジでライブを行いました。

 

メンバーはピアノの練木栄司さん、ボーカル&ハーモニカ(クロマ、テンホールズ)のChisaさん、クロマティック・ハーモニカのぼくというトリオです。昨年夏に錦糸町のカレーレストラン「リトルインディア」でやったときのメンバーで、これが2回目。

Vereraのキャパは15人強。ドラムも置いてあって、こじんまりとしたライブには絶好のスペースです。出来てまだ半年足らず。まだ知られていないようですが、とても感じのいい場所です。

今回は練木さんの提案で映画音楽をテーマにやろうとなって、フランス映画(白い恋人たち、男と女、太陽がいっぱい、シェルブールの雨傘)、ハリウッド映画(カサブランカ、風と共に去りぬ、ティファニーで朝食を、エデンの東)の主題歌を4曲ずつ、それ以外にも映画に使われている曲があるので、合計14曲中10曲は映画音楽ということになりました。

お客様にとっても昔観た映画だったり、よく聴いた音楽だったりするので好評だったようです。

昔と違って、こうした映画音楽がカフェ(かつては喫茶店)等で流れることが少なくなりましたね。ぼく自身にとっても、こういう曲をやる機会が来るとは思いませんでしたから。


ただし、初めての曲が12曲あって、これまたたいへん。リハは1月だけで4回やりましたが、ボーカル、ピアノは大丈夫。問題なのはやっぱりハーモニカでしたね。(^^;) それと曲の構成。

歌のバックにハーモニカでオブリガートを入れるのは自由裁量なんですが、即興で入れる技倆はありませんので、いろんな曲を聴いて参考に作ったりしました。あんまり難しいのをやるとこけますし。


1曲だけ4ビートでアドリブをやる曲がありました。リハではだいぶジャズっぽくなっていたのですが、本番では見事にこけましたね。2コーラス、3コーラス目がくじゃぐじゃ。こういう展開をしようとは考えていたのですが、本番では崩れ始まると頭と手と吹き吸いがばらばら。楽譜があるなら修正は可能ですが、アドリブはそうはいきません。これはやってみたからこそ分かることでありまして、いい勉強になりました。


おかげさまで客席は友人や地元草加の人たちでほぼ満席になりました。厚く御礼申し上げます。
今回の反省点は、7時半からライブを始めたこと。このお店は7時オープン、1stが7時半スタート、2ndが9時、そして11時に閉店なのです。都内のライブハウスはこの時間で当たり前です。
しかしながら9時ともなると普通のコンサートなら終演の時刻。お客様のことを考えたら7時には始めるべきでしたね。

終わってみれば、次はもっとこうしたいとなります。
アドリブを吹けるようになりたい、というのも目標のひとつ。
ありがたいことに、練木さんがジャズ研究会を続けようといってくださっているので、修行を積んでいこうと思っています。