アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

偶然・・

2024-07-20 09:27:26 | 読書

いよいよ、梅雨明け。酷暑がやってきた。

図書館に行き、返却してまた借りて・・のルーテインが今の自分には楽しみ。

大好きな「原田マハ」著「ジヴェルニーの食卓」と「デトロイト美術館の奇跡」

を借りて来ました。

「ジヴェルニーの食卓」はモネの生涯と絵画に対する心意気、家族、などの

物語ですが睡蓮の浮かぶ池に対する気持ちも凄まじいものがる事を知りました。

その本を読んでいるときに友人からプレゼント。(私が今モネを読んでいる事も知らないのに)

モネの描いた絵の「お買い物袋」を頂きました。大きくて素敵です・

 

      

大きくてしかりした物で。嬉しくお買い物も楽しい。             「デトロイト美術館の奇跡」

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デトロイト美術館では「ポール・セザンヌ」の描いたセザンヌの描いた妻「オルスタンス」の肖像画

を巡る小説ですが、画家が売れない時も売れた時もある・・

セザンヌの偉大さを垣間見る心温まる小説でした。


冷房の中での避暑かな?老人は静かに小説を読んで楽しんでいます

 


落陽

2020-10-20 14:48:11 | 読書

図書館から借りてきた本を読み終えました。

「落陽」朝井かまて著

 新聞社の記者たち4人の中で色々な記事を書きスクープを描いて行く中で

 明治天皇が京都から江戸へ下って、現在の「明治神宮」を創設する

 内容で記者たちの苦労・苦悩などが描かれています。

最後に出来上った明治神宮の前で「雲も木々の葉も金色に輝く」
 4人そろって「落陽だ」と叫ぶ

 沈みながら、天地を照らす。

 美しい夕日は翌日が好天になる兆しである。

いにしえの歴史の中の様子が伺えて、作者の深い教養と表現力に

感動しました。

 一昨日の落陽   丁度完読した後の落陽を見ることが出来ました。

 


読書三昧

2016-09-09 09:36:53 | 読書

関東地方は台風は去りましたが、東北・北海道での被害を
見ているとやり切れないですね。頑張って復興して欲しい。

今年の夏は今日のようなカラリと晴れた日はあまり無く
湿った日々で蒸し暑く何処へも出かける気持ちも失せて
冷房の効いた部屋での読書が最高。

気に入った「宮尾登美子」氏の小説をむさぼり読んでいます。 

再び図書館で借りてきた書物

先ず「錦」を読み始めています。

3センチもある長編ですがどんどん引き込まれています。
著者は30年近い準備期間あっての小説がやっと出来上がりました

京都の有名な女性憧れの「龍村の帯」 の創始者の物語
「龍村の帯」
は高価で帯一本に家一軒のうわさもあるようです。
そこに至るまでの血のにじむような織の制作を内容としています。
読み終わるのが楽しみ。

息抜きは自分で作ったゼリー

 


「天涯の花」 宮尾登美子著

2016-08-29 09:32:37 | 読書

先日、会津へ行った折に立ち寄った「日光市三依水生植物園」
で見た花が初めてで、しかも宮尾登美子著の書物に書かれていると知り
図書館で探してみました。手に入れて一気に読んで一息ついたところです。 

その名前の花が表紙になっていました。

木蓮華升麻(きれんげしょうま)

初めて見た時の感動が本のないようからも伺えます

小説は養護施設で育った「珠子」を中心に描かれた小説です。

珠子は山深い神社の養女になって知った「キレンゲショウマ」
宮尾登美子はこのように説明します

「木々の茂みの下、これはみごとな花の群落・見渡す限り黄の
点々が広がり、それはおぐらい木漏れ日を浴びて、まるで一つ一つの
花が月光のように澄み、清らかに輝いて見えた。
茎の高さは一メートルほど、葉はたっぷりと大きく二十センチはあろうかと思えるが
その立派な葉を従えるように、さわやかな月光の花は凛、として気高い。 

439ページの小説を、涙を交えながら一気に読むことが出来ました。

四国の山間の養護施設に拾われた「珠子」が決して曲がることなく
素直に優しく時には心の中で忍耐と恋もして育ってゆくストーリーを
涙と共に読み、宮尾登美子の花の名前や植物をよくご存じなことにも
感心しました。私も新しい花の存在を知ることが出来ました。

あの三依水生植物園では秋の気配でしょう。(桔梗)

「タチフウロ」今頃はこんな優しい花が迎えてくれますね。

又、私が若い頃よく読んだ好きな作家「立原正秋」の本から教えていただいた
河骨(こうほね)が池で待っていますね。

こうほね(黄色)

こうほね(赤色) これは珍しいですね。 

現在、宮尾登美子フアンになり、もう一冊「はずれの記」を借りているので
再び読書三昧とゆきましょう。