縄文遺跡からも球根が出土し、記紀に記述が残されているほど遥か昔から
夏を彩り続けてきた百合。
私の大好きな真っ白なオリエンタルハイブリッド種。白い百合の中で最も大輪を
咲かせるカサブランカ。我が家の庭にも今年は沢山花をつけてくれました。
雨に打たれていたので切花にして家の中で楽しんでいます。
夜になるととても強い香りを発しています。あ~~この香りのために、この真っ 白い百合の花の為に夏を待っていたのです。
2週間前の長野県の旅行の際「バラクライングリッシュガーデン」に立ち寄りましたが、薔薇の花が終わりかけていましたが、このように美しい百合の花が咲いていました。タカサゴユリというのでしょうか?
香りも好き、形も好き、フェンス際に咲いている百合の花を見つけて嬉しかった。
豪雨に負けずに咲いているかな?
戴いたチケットは「アフリカリミックス」於: 六本木森美術館。
「多様化するアフリカの現代美術」というサブタイトルがついています。
六本木アークヒルズ53階に上ると、いきなりアフリカンビートの効いた音楽が
鳴っています。この音楽だけでも心に響きダンスしたくなります。
現代アートという題名のごとく、多くは映像などを使って人に考えさせるようなアートでした。また模索しながら何かを訴えている絵画や彫像などもアフリカらしい色彩豊かなものです。何かが爆発しそうなそんな感じを受けてエネルギーを感じました。一生懸命になっているアーテイストを応援したくなりました。
もう一つはルーヴル美術館展「ギリシャ芸術の至宝展」で、これは上野の東京藝術大学大学美術館で行われています。
ルーブル美術館が保持している紀元前10世紀からの大理石彫刻、石碑、墓碑、陶器など134点の名品を展示してあります。
今回は特に門外不出の「アルルのビーナス像」が見たかったのです。
ミロのビーナスより200年前に製作されています。
1651年に南フランスのアルルで発掘されたのでこの名前がつきました。ルイ14世によりヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」にフランス革命まで据えられルーブル美術館収蔵後は一度も国外に出ることの無かったものです。
紀元前360年製作とは思われ無いほど、美しいものです。発掘後に修復をして手にりんごと鏡を持たせています。
広告の写真が「アルルのヴィーナス」です。
曇天を拭ってくれる二つのアート展でした。
安曇野・アートラインとは、安曇野市から白馬村までの約50キロメートルの地域に美術館約20館をラインで結んだ道路です。
私の好きな「池田町立美術館」は北アルプスを望む高台に建っています。
ラベンダーの咲く階段を上りつめると北アルプスが一望できます。その前に
広がる庭も美しく今は睡蓮が咲いていました。このような美術館を訪れてアートに
触れることの出来る素晴しい旅で至福の時間を持つことが出来ました。
アートラインの出発点にある「安曇野市豊科近代美術館」はヨーロッパの中世修道院のスタイルです。やはり北アルプスをバックに美しい美術館です。(写真・右)
長野県は文化、自然、の宝庫で本当に素晴しいところだと思います。