アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

芸術の秋

2007-10-29 22:32:22 | アートな旅

知人から頂いたチケットが10月28日までだったので行ってきました。
東京芸術大学創立120周年紀念企画「日本美術・今・展」です。日本橋三越新館7Fギャラリーにて。
岡倉天心が東京藝術大学の前身を創設してから120年経ちました。

その間の生徒、教授、の絵画、彫刻、工芸、など99名の作品の展示です。
高山辰雄、平山郁夫、中島千波、日比野克彦など有名な方の絵画を見て、繊細で奥床しいものが多いと感じました。



もう一つは国立新美術館でのフェルメール「牛乳を注ぐ女」と
オランダ風俗画展です。

この絵画はアムステルダム国立美術館に4点あるフェルメールの一点で日本に来るのは初めてです。

オランダ17世紀の作品は殆どが暗く小さいものです。
その中でひときわ明るく色が美しく注がれる牛乳に目が行く不思議な絵画です。45.4×40.6cm(1658年頃)
思っていたより小さい作品でした。


国立新美術館はやはり美しい

国立新美術館の側のミッドタウンにも沢山のアートがありました。






花屋さんの飾りはハロウインモードでアートしているね。

六本木ヒルズではこんなパフォーマンスも。
色々なアートに触れた素敵な日曜日でした。


 


千葉・ 御成街道

2007-10-24 22:32:44 | 四季折々

沈んでいる気持ちを少しでも明るくしましょうと思い、千葉市若葉区富田、という場所でコスモスがきれいと聞いて行ってみることにしました。
そこは御成街道という道路から少し入ったところです。
御成街道と言うのは慶長18年(1613)12月から翌年の1月にかけて、徳川家康の「鷹狩」のために造られた道路です。全長37km。船橋市から東金市まで直線に延びています。
初めて御成街道をドライブしましたが、のどかな美しい田園地帯です。ここを家康が馬を走らせて鷹狩をしたのか、と思いを馳せました。
コスモスは盛りを過ぎていました。21日にコスモス祭りがあったそうですが都合で行けなかったのです。
コスモスは自分で摘んでよいのでよさそうなのを摘ませてもらいました。



コスモス畑をさらに行くと落花生のボッチがあります。
手前は落花生を掘り起こしたところです。

御成街道から少し行くと「川村美術館」があります。
美術館は改装中で入れませんが遊歩道にはきゃらぶきの花が沢山太陽の方に向いていました。

こんなに鮮やかな黄色い花です。

ホトトギスの花

美術館内のレストランの前にある「ツルウメモドキ」

「ツルウメモドキ」の実

「銀木犀」金木犀はよくありますが珍しい。香りもありました。

「ミヤギノ萩」
いつの間にか秋がやってきて季節感のある花々が咲いていました。いとおしさを感じます。美術館で沢山の秋の花々を堪能しました。

富田町のコスモス畑で摘んだコスモス
勿論、母の霊前に飾りました。


月下美人 秋

2007-10-22 21:27:11 | フローラ

月下美人の花は夏の夜に咲くものですが、今年は金木犀の香りが終わった今頃に咲いてくれました。
気候が涼しいせいか朝までしっかり咲いています
真夏の花は朝には無残な姿でしぼんでいましたのに。


10月18日夜

10月19日朝
月下美人は一夜の夜の花ですが秋には朝までしっかり咲いてくれるのが不思議でした。
今年は年に2回も月下美人の花を堪能できて嬉しいことです。


浜離宮

2007-10-08 21:33:01 | 四季折々

私は今、母の入院、お嫁さんの病気など逃れられないしがらみに毎日を忙しく過しています。
そのしらがみから逃れて気持ちをリフレッシュするために日曜日は東京へと足が向きます。
昨日は「浜離宮」へ行きました。去年の今頃「黄花コスモス」を見て嬉しかったのを思い出しました。
「浜離宮」へは新橋から汐留を通って歩いて行きます。

汐留の日本テレビ(日テレ)のビルに大きな時計があり初めて見ました。時間でカラクリがあるのでしょう。次回はそのカラクリを見たいと思いました。


ビルに写るビル、都会の風景(汐留)

高層ビルの裾にものススキが植栽されている


(浜離宮)東京湾の海水を引く潮入りの池
1654年徳川将軍家鷹狩の場としての庭園で関東大震災や戦災によって損傷しましたが昭和20年東京都に下賜され、昭和27年に国の特別名勝、特別史跡に指定されました。

庭園には多くの松の樹があります。秋の名残の彼岸花も咲いて。



お目当ての黄花コスモスは終わりに近かったのですが沢山の花が咲いていました。元気をもらったようです。

「お伝い橋」
潮入の池の岸から中島と小の宇島を結ぶ延長118mもある総檜造りの橋で1997年5月に架け替えられました。

鴨場池
池はコケで緑色しています。鴨が沢山のんびりと。
丁度、真正面には東京タワーが見えます。

アメリカデイゴの大木
将軍お上がり場の近くにありました。

アメリカデイゴの花

樹齢300年の松
約300年前六代将軍が庭園を大改修した時その偉業をたたえて植えられた松。今なお枝が張り出し堂々たる姿を誇っています。
浜離宮のシンボルツリーですね。

思いを300年前に馳せて、この樹がよくもここまで生き延びて堂々たる姿を人々に大いなる安らぎと希望を与えてきたか。この松の樹の前では神々しいものを感じました。
私は再び現実に戻り、毎日を精一杯生活するのみ。こうして私の心の糧に触れられた日曜日、ドライブしてくれる主人にも感謝しました。