片貝海岸から家へ帰る道筋にある「菅原硝子」へちょっと寄り道。
菅原硝子は昭和7年東京都江東区亀戸に創設、昭和36年には九十九里の現在の敷地に工場が出来、ショップも出来ました。
最近はレストランも出来たという情報に、行ってみてお茶でもしましょうと、敷地内に入りました。
小さいけれど明るい店内、出されたコーヒーカップもスプーンも硝子。
おいしく頂きました。
夕日に照らされて輝いていました。
硝子を造るのは非常に神経を使い汗を流して作り上げるものですが、
その苦労あって美しいものが出来上がるのですね。
洗練されたガラスの数々で締めくくることが出来て
Happy Christmas でした。
皆さんはどんなクリスマスをお過ごしになられましたか?
「茂原市立美術館」において12月23日までの展示「100mの水墨画」を
見たくて行ってきました。
1958年中国北京出身の水墨画家「王 子江(おうすこう)」が描いた「雄原大地」は計54枚のパネルからなる超大作です。
大陸の大自然を舞台に、雨水が集まり川や滝を成し、人々の暮らしの中を縫いながら大河へと成長してゆく様を壮大に描いています。
たて2m長さ100mの雄大な水墨画は、中国の雄大な大地を思わせてくれました。
茂原市美術館は「茂原公園」の中を歩いて10分くらいのところにあります。
館内の彫刻
資料館には市内で発掘された縄文土器が展示されていました。
帰りは公園内の弁天池でしばし足を止めて一休み。
美術館裏手にある「茂原市指定有形文化財」=「藻原寺」も立派な日蓮宗のお寺で1591年徳川家康より受領印地三十石の寄進を受けたとあります。
ユニークな門で仏教のお寺?と思います
胴部で継ぎ合わせた丸彫り立像で合掌印を結んでいる
釈迦如来の印相は説法印ですが合掌印は珍しい
1691年造立
とても充実したアートの旅をしたような日でした。
以前、社宅でご一緒だったS夫妻と4人で忘年会。
ランチの前にに訪れた「旧 芝離宮恩賜庭園」は江戸最古の大名庭園です。
典型的な「回遊式泉水庭園」で池を中心にした庭園です。1678年老中・大久保忠朝
が小田原から庭師を呼び寄せて作庭したとされます。
東京でも雪つりがされていました。
雪見灯籠 玉石が敷き詰められた州浜。ここから雪見灯籠越しに見る泉水の風景は庭園の名勝のひとつ。
石柱 相模の戦国武将・松田憲秀邸の門柱を茶室の柱にするために運ばれてきました。
はぜの木・池の周りに彩を添えてまだ晩秋の趣を感じます。
立派な石を使った橋・東京タワーもバックに
十月桜が咲いて優しい雰囲気
まだ、全部紅葉していないかえで
初冬にもかかわらず紅葉も見る事が出来ました
将軍家から皇室に、国民へと遷った海辺の庭園。
海水を引き入れた潮入りの池を中心に造られた小規模ながら、情緒ある庭園でした。友人夫妻ともども堪能して、都心のオアシスを感じてきました。
この後、4人で素敵な忘年会を持つことが出来て、嬉しい一日となりました。
久留里の町を散策した後は、車で移動して「久留里城」へ向かいました。
1535年里見義堯が開城したとされます。
明治維新の廃城令によって明治5年(1872年)に歴史は終わりましたが
昭和54年(1979年)に再建されました。
久留里城は三日に一度雨が降る場所から「雨城」といわれています。
歴史を紐解けばまだまだ勉強をしなければ成りませんが、初めてのお城を目の前に
「難攻不落」を誇った容姿を堪能しました。
駐車場から続く坂道は深い森の中
結構きつい坂道でしたが、途中の景色でまだ紅葉が残っていました。
カエデに包まれたお城はきれいでした。
「南総里見八犬伝」に残る里見氏の支配のもと数々の戦いを経ても尚このような
美しい城が残っていることは素晴らしいと感じました。
もっと千葉の歴史を勉強しなければ、と思いました。
ここは「平成の名水100選・城と生きた水の里」とあります。
千葉県の真ん中あたり君津市になります。家から車で約1時間ほど。
秋晴れの中訪ねてみました。
久留里の町は明治になるまで城下町として栄えてきました。
この町のいたるところに水が湧きだしています。
「上総堀り」という井戸堀りの技法で掘って自噴させている久留里の水は清澄山系から地下の水脈を通って湧き出てくるので美味しいそうです。
この自噴する水は今も大勢の人が汲みにきていました。深さ300mの地下から湧き出ているそうです。私もコップで美味しい水を飲ませていただきました。
のどかな久留里線の駅「久留里」JR木更津から上総亀山までのJR線
水が美味しいから酒造会社も多くここは100年以上続く酒造会社。高い煙突が物語っています。
今回、限られた時間で久留里を回ってみて、水の豊富なことは素晴らしい、人間には水が一番大切であったと思いますから久留里の町は本当の豊かさがあり、脈々と人々が大切にしてきた水が今も枯れずに噴出していることは千葉の誇りだと思いました。