夏は百合の花が咲き始めて辺りを香しい香りで包みます。
我が家のマルコポーロに続いて「カサブランカ」が咲き始めました。
この百合の花はオランダから輸入されたものですが、日本原産のヤマユリ、ササユリ、カノコユリ、オトメユリ、などを交配して長い年月をかけて日本に里帰りしたものです。
大輪で高さも2mくらいになります。
真っ白な香しいカサブランカは私の宝物です。
雨に打たれても尚、美しく咲き誇るカサブランカ
むせ返るような香り庭全体が香ります。
アンスリュームも彩りを添えて
「拈華微笑」(ねんげみしょう)
微笑みだけでも心は通う。
一輪の花をつまみ、微笑むこと。
一輪の花を見て微笑みを返せば「真意は心から心に伝わるものだ」と言う意味です
私の大好きな「マルコポーロ」という種類です。勿論「カサブランカ」も大好きですが、このマルコポーロはうっすらとピンク色が混じっています。古代から神社などで舞にも使われていますが、古事記や万葉集にも詠まれています。西洋でも古代ギリシャやエジプトのフレスコ画、キリスト教世界では聖母マリアの象徴として描かれています。
夏になるとどこからともなく香りがたちこめてくる百合の香しさ。甘く切ない香りにむせて美しさを堪能しています。
一本の百合に15ケくらいの花のつぼみがあります。高さは1m以上になりました。
遠くからでも香りが漂ってきます。
一華開五葉(いっけごようをひらく)
一輪の花が美しい五弁の花びらを開き、やがて立派な果実を実らせる。五葉を開くとは心の花を開くこと。心を開き純粋な心智に目覚めることが出来れば煩悩も妄想も消える、と達磨大師が言ったそうです。美しい花をみているとこのような言葉が当てはまると思いました。
娘の住んでいる横浜へ久しぶりに行きました。
何度も通っている街ですが今日は別な発見をしました。
狭い範囲ですが行くたびに新しい発見があって楽しい街です。
JR石川町から入る中華街への門は薄い水色でした。中華街というと色は赤色を想像しますがここは違いました。
中華街から山下公園へ行く時に歩いていたらお店の壁から突き出ている白い物は金属で出来たたわしのようなもので鳥の巣のようでしたがエクステリアの一種でした。
山下公園の中にあるオブジェはコンテナを積み上げた雄大なもの。危なっかしいけれど頑丈に出来ています。
山下公園からフランス橋を渡って「人形の家」にゆく途中に「のうぜんかずら」のトンネルがありました。季節が丁度よいのですね。
のうぜんかずらの花、カズラは生命力が強くて逞しい花です。
この門は山下公園から中華街に入る門ですがきれいな紺色です。華僑の人々が異国で逞しく、仲良く暮らしてゆくには結束が大切なのでしょう。現在でも賑わっている街の魅力は精一杯働いてきた人々のたまものだと感じます。