一気に梅雨明けが進んで真夏になってしまいました。
夏休みは孫との付き合いが長いので、その前に東京へ飛んで行きました。
目的は「東京都庭園美術館」で開催されている
『没後25年・有元利夫展』天空の音楽
彼は惜しまれつつ38歳の若さでこの世を去りました。
「ロマネスクな異色新人」と呼ばれ西洋のフレスコ画や日本の仏画に共通点を見出し研ぎ澄まされた普遍の美を岩絵の具や箔などを用いて表現を試みました。
彼は音楽を愛し自分でもリコーダーを制作して演奏します。
多くの音楽家の曲のイメージを絵画にしています。
特にビィバルデイが好きで「四季」を季節ごとに絵画に表わしたものもありました。
「時に覆われた」ような静寂と安らぎが感じられる絵画と版画、彫刻は確かに安らぎの中にメッセージを感じました。
アールデコ様式で統一された外観と室内
旧朝香宮邸
残念ながら館内は撮影禁止
狛犬が建物を守っている?左はまりを 右は子どもをかかえています。
美しいルネ・ラリックのガラス工芸がふんだんに組み込まれている玄関や大広間
階段などの美しさ、天井からのライト、シャンデリアなど優美な館内での展示は素晴らしい雰囲気の中で優しい絵画を堪能出来ました。
私の夏休み・・・良き日でした。
天空の音楽とか、音楽家の曲のイメージを絵画にするとか・・・特にビバルデイの「四季」を季節ごとに絵画に表わしたものガあるとか・・・不思議な画家ですね。
深いのね。有元利夫さんについて知識がありません。
貴女のブログで色々な事教えてもらえます。
私はこの炎天下で猛暑の中青梅の歩こう会に参加しました。
「彼の絵画を見ていると何処からとも無くチェンバロの音が聞こえてきそう」
と言われています。
バロック音楽を愛し絵画にその音色を描き出しているのです。
東京庭園美術館での開催はとてもマッチしていました。
青梅の歩こう買いに参加したのね。
すごいバイタリテイーだ
汗をかいて爽やかに歩いて、素晴らしい
38歳で夭逝した有元利夫はたった10年間の画業でしたが音楽を聴きながらの絵画はほのぼのとしたものがあります。
色合い、単純、優しさが溢れていました。
庭園美術館は何時訪ねてもすばらしいですが
さすがに庭園は散歩しませんでした。
reireiはエライ
木彫りに彩色した小さな彫刻作品もすてきですね。安井賞もとって期待されていた画家だったのに残念でした。
今は奥様が画家として活躍してますね。
先日、三井美術館で奈良の仏像展を見てきました。法隆寺の夢違観音がやっぱりよかったです。
有元利夫画伯の38歳の夭折は本当に残念。
しかし、短い期間で残した偉業は素晴らしいです。
木彫りもブロンズも素敵。
自分で制作した「リコーダー」が飾ってあってどれほど音楽も愛しておられたか。
奥様の肖像画、自画像、も心打つものがありました。
三井美術館の空間も良いですね。
仏像も奥が深くてこれからはどれほど勉強しても解釈できるかな?と思いますが魅かれます。
法隆寺の夢違観音、よかったですね。