千葉県稲毛は昔、海水浴で賑わった場所です。
私も東京から遠足に来ました。
稲毛がまだ海を見下ろせるほどの高台に 文人墨客が別荘を建てました。
今では「国登有形文化財」に指定されている
神谷伝兵衛稲毛別荘の建築物を見て来ました。
海岸に近い様子がかがえる松の木が沢山植えられてます。
和室には葡萄の太い樹を床柱にしています。
洋館の中の和室と和の庭園
洋館は日本のワイン王と呼ばれた明治の実業家
神谷伝兵衛の別荘として大正７年に建てられました。
東京浅草の「神谷バーのデンキブラン」「牛久シャトー」
の創始者として６６歳で他界するまで生涯をワイン作りに捧げました。
関東大震災（大正１２年）にも耐え抜いた建物です。
もう一つの建物がすぐ近くにあります。
「千葉市ゆかりの家・いなげ」－ 愛新覚羅溥傑仮寓（あいしんかくらふけつかぐう）
中国清朝のラストエンペラーの愛新覚羅溥儀の実弟である溥傑夫妻が
成婚間もない昭和１２年に半年ほど居を構えた風情ある建物
木造の昔ながらの建物には短い期間、仲よく過ごされた
思い出が詰まっていました。
「白雲木」が５月１日から一週間咲くそうですが
すでに花の実になってました
白雲木は中国では王家以外には植えることはないそうです。白い花が
良い香りを放つとのこと、来年は白雲木が咲くころ訪ねてみましょう。
「過ぎし世を顧みて千葉に来る、余齢を駆し旧居をたずぬれば
哀れ往時の夢破れ、ただ立秋の時ぞ偲ばる」 溥傑
この周りは「浅間神社」の敷地内にあります。
千葉県民になってもまだ訪ねたことのない「浅間神社」
８０８年富士山から神様をお迎えして浅間神社の歴史が始まったそうです。
歴史に彩られた奥の深い稲毛散策でした
稲毛海岸＝潮干狩りまだ小学生の頃でしょうか？
あの時稲毛に土地を買っておけばよかったとは誰でも
思っているでしょうね。
神谷伝兵衛稲毛別荘の建築物
あの浅草の神谷バーの方の別荘ですか？
埼玉に来て何回も訪ねた浅草何回も神谷バーで食事
もしました。結構美味しいくて安いのです。
確かに遠足や海水浴に行きましたね。
海を埋め立てて次第に道路も通り、変わりはてましたが
こうして昔の建物が残っているのは素晴らしい。
浅草の神谷バーの神谷伝兵衛さんの別荘ですよ。
reireiさんはよく食事もするのね。
私はまだ行ったことがありません。浅草に行ったら
立ち寄りましょう。
牛久シャトーは行きましたよ。レンガつくりの立派な
シャトーでワインを売っています。
この別荘で、「ワインとワイン入りカステラ」を買いたかったけど、ここでは売らずどこかの商店街で売っているそうです。
浅間神社にも何回も行きました。しかしこういう由緒ある建物があったとは知りませんでした。迂闊でした。
ゴルフの帰りに牛久シャトーにも寄ってワインに酔ったことあります。しかし神谷伝兵衛という名前知りませんでした。これも迂闊。サッチーさんにはいろいろなこと教えられます。
稲毛の浜・潮干狩り・海水浴・稲毛は遠い昔の思い出が
詰まっていますね。
そこに、１００年ほど前に建てられた別荘が残っているのです。国道１４号は車で通ると見過ごしてしまいますが
国道沿いにありますよ。
浅間神社から少し下がった所です。我々は地図上では
分かっていたのですが、通り過ぎてＵターンしました。
趣のある入口から入ると立派な洋館が建っています。
又、愛新覚羅邸は浅間神社のすぐ隣でした。
神谷伝兵衛氏の創られた浅草の「神谷バー」には一度
行ってみたいですが、主人は何度も行ったそうです。