正式には「千葉県こども歌舞伎アカデミー・成果発表会」というものです。世界遺産である歌舞伎を子供たちに伝えるべ「千葉県こどもアカデミー」が去年設立されました。一般公募の小学2年生から5年生より結成されました。その中に私の仕事場の生徒の一人(小学2年男)が出演することになり、観に行きました。
驚いたことに、短期間でよくもあれだけの台詞を覚えて所作の美しさを吸収したものだと感心しました。
指導する歌舞伎役者、保護者、などの協力のたまものでしょう。
拍子木で始まる演技と長唄やお囃子の音に懐かしさを覚え、胸にじ~んとこみ上げてくるものがありました。
イタリア・ドイツにはオペラ、アメリカにはミュージカル、ロシアにはバレエ、などの文化を次世代へ継ぐ努力をしています。日本でも歌舞伎をこの小さなこども達が継いで行けることを願いました。
「三人吉三巴白波」
「月は朧に白魚の・・・」月が冴える節分の夜、3人の盗賊の物語
「白波五人男」
「白波」とは「盗賊」のことです。五人の個性豊かな白波たちが登場
本当に目を見張るできばえでした。
舞台、衣装、演技、歌舞伎の良さが表現されていました。生徒のおばあちゃんが日本舞踊の師匠らしくその影響でしょうか。良く頑張りました。楽しませてくれて感謝です。
とても子供とは思えないような演技で本物の歌舞伎を見ているようです。子供たちが日本の文化を継いでくれるとは頼もしいですね。
本当に嬉しいことです。千葉にはあまり文化が無いと言われますが、これからはどんどんこのような伝統文化を受け継いで行って欲しいものです。
大人顔負けの演技に感動しました。