快晴、春の陽気の中、志賀原発を廃炉に!訴訟第8回口頭弁論で金沢地裁へ。
約1時間の弁論を終え、裁判所向かいの北陸会館で報告集会。
専門家チームは各委員それぞれの専門分野を生かし、精力的に調査を進めているが、規制委員会トータルとしては安倍政権の再稼働路線の下、軸がかなりずれてきている。福島の汚染水問題を放置し再稼働審査を進めるなど論外である。
専門家チームが安倍政権や原子力ムラの圧力をはねのけ、厳正な調査をおこなうことを期待するが、今後の議論の行方はわからない。
その時に私たちの裁判が果たす役割と意義は大きい。
専門家チームの調査にも重大な関心を寄せつつ、一方で結、果如何に関わりなく、法廷の場でS-1など建屋直下の断層の活動性や周辺活断層の影響などを明らかにし議論をリードすることも重要。この取り組みが、結果的に専門家チームに対する圧力をはねのける力にもなると訴える。
安倍政権は再稼働に突き進むが、脱原発・再稼働反対の国民世論は依然根強いものがある。
加えて函館市が、大間原発の差し止め訴訟を提訴した。
再稼働阻止のたたかいに自治体も加わった意義は大きい。
私たちの裁判は争点がはっきりしてきた。福浦断層、富来川南岸断層、S-1そしてさらにS-6と攻める弾が増えたと指摘する岩淵弁護団長。
今回、意見陳述をおこなった浅田正文さん。福島から石川への避難者の一人である。
今日は福島での暮らしの写真、そして3.11後の写真をふんだんに紹介し、原発事故の甚大さ、深刻さを訴える。
浅田さんの福島での暮らしは自給自足の自然農法を基本にする。
家の周りにはリスやキツツキ、ウサギもやってくる。
家の中にはもちろん薪ストーブ。
そんな暮らしを根こそぎ奪ったのが福島第一原発事故である。
浅田さんに続いて、原発事故による被害をまとめた第16書面の要約陳述をおこなった新谷弁護士。
昨年12月に弁護士登録をおこなったばかりで、なんと法廷での陳述は初めてというフレッシュ弁護士である。
ところが内容は鋭く、力強く、裁判官や被告代理人に厳しく迫るものがあり、とても新人弁護士とは思えない堂々たるもの。
事故報道に隠れがちだけど、被災地には1人ひとりの生活があったことを裁判官に伝えたかったと思いを述べる。
第17準備書面で、震源を特定せず策定する地震動について北電に釈明を求めた川本弁護士。
内容については近日中に原告団HPにアップするのでご覧いただきたいが、志賀に限らず全国の原発裁判の行方を行方を左右する大きな争点の一つである。
細野祐治事務局長の退任を受け、新事務局長に就任してもらった堂下健一志賀町議。
2号機差止訴訟の原告団長でもあった。
これまでの経験を生かし、さらに志賀現地でのたたかいともリンクさせ、勝訴判決を勝ち取るまで奮闘していただけるものと思っている。
次回は4月23日(水)午後1時30分から
次々回は7月10日(木)午後1時30分から
ぜひ多くの皆さんの傍聴を!
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