北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

第15回口頭弁論

2015-07-28 | 志賀原発廃炉訴訟


猛暑の中、そして連日にわたる戦争法案反対の取り組みが各地で展開される中、志賀原発を廃炉に!訴訟の口頭弁論も15回目を迎えた。

  

7月17日の規制委員会有識者会合。結論は「これで勝負あった!」だが、規制委員会事務局(規制庁)が作成した評価書案は、再稼働路線を進む規制委員会の意向が随所に。活断層との見解で一致している専門家の指摘を受け、多くの箇所が書き直されることになったが、油断も隙もありゃしない。
北電も往々際悪く、再稼働に向けてもがき続け、規制委員会の審議は長引くことが予想されている。
早期結審、判決に向かう私たちの差止訴訟がますます重要になっていると訴える。

  

福井からも、富山からも、そして原告意見陳述の山添七尾市議の地元からも含め、多く方が傍聴行動に参加。



今回の意見陳述は七尾市議の山添さん。
約10分間の陳述だが、ほとんど手元の原稿を見ず、裁判長の顔を見つめながら30キロ圏住民の原発事故に怯える心境を訴える。

  

福井弁護士会から金沢弁護士会に移り、志賀訴訟の弁護団に加わった小島弁護士。
裁判官がしばしば使用する「社会通念」は裁判官室の中にあるのではない、国民世論の中にあると指摘し、3.11後の世論調査の推移を詳細に紹介。
国民大多数の脱原発世論は強まりこそすれ決して後退していないことを明らかにする。
志賀町出身である。

  

大飯訴訟福井原告団からも3人が傍聴に。
代表して奥出さんが連帯のアピール。
福井県の多くは北陸電力管内。志賀廃炉に向けて石川、富山の住民とともにたたかう決意を語る。
心強い。

次回(第16回)口頭弁論は10月15日(木)13:30~
次々回(第17回)口頭弁論は1月25日(月)13:30~

大飯訴訟控訴審は9月14日(月)14:00~ 名古屋高裁金沢支部


コメントを投稿