ブログ仙岩

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親鸞と道元、五木寛之立松和平対談

2013-04-15 10:38:21 | 日記
最近の読書に「ガラスのうさぎ」「拉致と決断」「空海と日本思想」「幕末入門」なであるが、この本ほど充実感はなかった。

五木さん他力の親鸞(無碍光)、立松さん自力の道元(一顆明珠)の立場は大きく違うが、目的は同じ仏の根本精神で火花を散らせている。それは悟りと救いで宇宙の闇を照らす光の瞬間を思い描くこと。

例えば、コンビニエントな葬式では一致し、カルマの善悪では火花を、そして、和平さんが、知床に毘沙門堂を建てたわけで、ロハスというかファジーというか遊び半分で作ったという何事にもとらわれない心に五木さんは感動したりの対談であったが、残念なことに和平さんの急死とともに終わったことである。