ブログ仙岩

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映画「大地を受け継ぐ」楢川さんのお話し

2016-02-02 08:56:18 | エッセイ
昨夜、NHKラジオつまらないので8時過ぎラジオ福島に切り替えると、原発の被災地福島を本当に知らない人多い。そして、いつ収束するのか中がどうなっているか分からない廃炉作業、そして再稼働、福島で苦しんでいる人を考えているとは到底思えないと・・・聞こえてきた。そして、樽川さんは農業を私の代で絶やしたくない。須賀川は65キロも離れているから風評被害というが、現実に、放射能汚染被害であると、原発事故当時、キャベツなどの野菜300万円分が出荷できなくなったと、話していた。

大地を受け継ぐの監督は井上淳一、プロデューサー:小林三四郎/撮影:鍋島淳裕、桑原正祀、堀部道将、西佐織/照明:堀口健/録音:光地拓郎/整音:臼井勝/編集・蛭田智子/主題歌:フラワーカンパニーズ「日々のあぶく」らで、制作、日本公開前に福島で今月6日に上映すると、ニューヨークでの上映依頼があるとか。

解説として、福島のある農家を訪ねて東京から学生たちがやってくる。話をする農家の男性は樽川和也さん。両親と農業を営んでいたが、原発事故後、農作物出荷停止のファックスが届いた3月24日の翌朝、父親久志さんが自殺。その後は母親と農業を続けている。汚染された土地の作物を流通させる生産者としての罪の意識と農業への想い、福島への想い、東電との戦い…実直に言葉を選びながら話す樽川さんの話は、原発事故とは何だったのかという問いから、人間とは何か、大地と生きるとはどういうことなのか、ということまで浮かび上がらせるもの。

企画者は損得を考えない人というが、是非上映を見たいと思っています。