ブログ仙岩

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ブラタモリ道後温泉

2016-02-08 09:56:14 | エッセイ
タモリと桑子真帆さんが愛媛県松山市の道後温泉で案内人石丸耕一さんから、明治27年に建てられた道後温泉本館は市営の温泉施設で、浴室は5つ、2階は休憩所。今日のお題は「道後100万人の湯はどうできた?」で始まった。

本館の年間入場者は年間100万人を超え、3000年の歴史があると聞いて驚いた。日本書紀には飛鳥時代に「いよのゆのみや」に天皇が訪れたとか、また、湯釜薬師で湯の量や温度の調節していたと聞いてまたおどろきである。

51番札所石手寺住職加藤俊生さんから制札を見せてもらい、全国から僧侶が集まり修行して入浴していたとか。

タモリが言うように火山から湯が出るのが普通なのに、ここには火山らしきものがない。どうしてというと案内人が、地層をみると割れ目にしみた水が地熱で水が温められ北の谷間と南の谷間が直線的に結ばれ、その上に道後温泉本館があるという。断層に詳しいタモリは納得していた。

初代町長伊佐庭如矢は、全国一の観光地にと道後温泉本館に莫大な費用を掛け、木造3階建て、浴槽も最高級石材、その費用の一部は町民たちの寄付で賄われ、その御礼として永代終身優待券を配った。また、港方面と松山市中心部からそれぞれ道後温泉へ向かう鉄道を敷き人を集めていたことにも驚いた。

夏目漱石の「坊っちゃん」に、「温泉へ着いて、三階から、浴衣なりで湯壺へ下りて見たら、・・・」と松山中学数学教師の行動がある。こんなことから、若い時、道後温泉を訪れてみた。その土産は温度計であり、懐かしい温泉地として見せてもらった。