ブログ仙岩

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いわきと真田丸・超高速参勤交代

2016-02-25 09:39:02 | エッセイ
1160年藤原二代目清衡の娘徳尼が夫岩城則道の供養に建てた白水の阿弥陀堂、そして、1483年に好間の大館城、飯野八幡宮の飯野平城、磐城城となった歴史を振り返る。

昨日の福島民報あぶくま抄に、いわきの平と真田幸村、湯長谷と真田信之との結びつきが載っていた。白河でなく海に近い平など政略結婚なのか?

いわきと戦国時代の名将真田幸村と兄信之の生涯を描くNHK大河ドラマ「真田丸」が好評だ。ゆかりのある長野県上田市や群馬県沼田市は観光客の注目を集めるのは当然である。

しかし、遠く離れた、いわき市も真田兄弟と縁深い。いわきを治めていた岩城家に幸村の娘御田姫が嫁いだ。市内好間町には城跡がある。岩城家は秋田県岩城町(現由利本荘市)に移った縁でいわきと由利本荘はスポーツや文化活動で交流をしている。

また、今年秋に公開される映画「超高速!参勤交代」は、湯本の湯長谷藩が舞台となっている。主人公の内藤政醇の3代前の初代藩主遠山政亮は、妻に真田信之の孫娘を迎えた。市内常磐藤原町の法海寺には孫娘が寄進した梵鐘が残っている。歴史的価値が高く太平洋戦争に伴う献納は免れたという。わが街の半鐘の鐘も武器製造にと取り外された思い出がある。

330年余の時を刻むように、地域住民の安全を願う音が響く。幸村と信之は関ケ原の戦いの時、敵となり対峙したが、その子孫がいわきで交錯するテレビを眺めることは大変歴史的に意義がある。当時のいわきに思いをはせるのは楽しい。

これからも、楽しみにドラマの真田兄弟を見つめて行こうと思う。