漢字入りノーマルクロスと震災5年

漢字入りのノーマルクロスに挑戦してください。

震災5年で情報があふれています。もっと静かにしてほしいと思う。我々被災者には風化という言葉は当てはまらない。いつも近くでゴートという音で、地震の大きな揺れのトラウマになっている。特に、いわきは3.11ばかりでなく、4.11でも大きな余震で石住では3人も山崩れで亡くなっている。我が家でも、3.11で4回の自主避難、4/3水戸から帰宅、大丈夫だったガラスが4.11で割れてしまった。

昨夜からラジオは「てんでこ」に逃げろ、の言葉で仙台から深夜便が放送された。そして今朝はラジオが被災地の情報に大変役立つから身近に置いておくことと。こんなことを言うから、一度避難して、ラジオ、バック、位牌と思い出して戻り亡くなっている。

地震後冷蔵庫の音を消しブレーカーを下げ、防寒服を着、携帯を持って外へ、広場にうずくまる人がいた。みんなを誘って、先頭に立って裏山に避難した。20分も経つと津波の第一波が筋になって東山地区を襲った。テトラポットは防波堤のカーブの作りで止まり、引き潮でまた戻っている。

いわきの久之浜、四倉でも、海岸へ津波を見に行って亡くなっている。東山地区でも海を見に行き、津波にもまれ松の木によじ登って助かった男性の話である。

まず、帰宅してやったことは、ガラスの破片の片づけそして足の踏み場もない散らかりを取り除くために、通路を作ってから運び出した。これが自然である。避難経路を後回しにして、海が見える癒しを遮る8mの防潮堤、そして、高台に整地しても住む人が少ない。100年後にはまた、海辺の近くに人が集まっている集落が見えてくる。住民の心を無視した工事は許されないし、無駄である。