オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

外国人に教えられ

2010-05-15 | Weblog
5/15(土) 昨夜は久し振りに五反田へ行った。駅の東口になるか、高輪方面の出口から程近い処にその店はある。

店の名は「きらく」と云うが、前は「蔵や」と言っていた。暫く休業の後、店主も女将さんも変わった訳ではないが店名だけが変わった。小体なカウンター中心の店だが、安くて美味い物を食べさしてくれる。特に魚がいい店である。

日頃は、軽井沢で生臭仙人のような暮らしのkiyota大兄からの「飲もう~ぜ」呼掛けに応じた、五人が昨夜のメンバー。
その中に、旧知の変な外人“ダァグ”も居た。

彼はスエーデン人であるが、日本に住んで25年は経つそうだ。因みに、奥さんは日本人(写真を見るかぎりでは、民族不明だが)、二人の娘さんと現在はストックホルムに住んでいる。

ダァグとの話で、ボルボの乗用車事業が中国に買われてブランドイメージはどうなってしまうのか?ヘラ鹿とトナカイの肉の違いから、トナカイを喰っちゃとサンタが怒るんじゃないか?の珍問答、スエーデンの政治と日本の政治の違い(透明性と彼は云う)etc。

そんな中で、彼の話で初めて知った日本のことがあった。

彼は、日本の伝統工芸品をヨローッパに輸出しようとしている。例えば、山梨の「印傳」とか「漆器」。「日本には沢山いい物が有りますよ」と云う。さて、此処からが本題だが…。

「日本の漆器で、国産漆を使っている率は分かりますか?」と来た。誰かが当てずっぽうに、20%ぐらいかな~と応える。ダァグ曰く「1.8%」だと。皆、へ~…そんなに少ないの!

「じゃあ、日本で何処が一番漆を生産しているか、知ってますか」と訊く。そりゃ~輪島とか、会津とかじゃないの?と答えると「東北の二戸」だと返ってきた。

二戸って青森の?「そう、此処に100%国産漆を使った漆器があるのよ」と仰る。いや~知らなかった、四人とも知らなかった。

今や、中国産の漆で下塗りをして、上塗りだけにしか国産漆は使えない状況だとか。100%日本産の漆で作った二戸の漆器を、ヨローッパに輸出するのが彼の計画とか。


しかし、知らなかったなあ~。今朝ネットで検索したところ、出てきました。「浄法寺漆」現在の青森県二戸市浄法寺。国産漆の60~70%がここで生産されて、漆器の製作もされていた。

時には外国人と酒を飲んで、日本のことを学ぶのも良いかも知れない、等と実感。


 閑話休題

明日の日曜日、佐賀に出かける。参加しているNPO「地球市民の会」の総会や意見交換会。この会で、財務省の大串政務官が意見交換会に出てくれる予定。

大串さんは、佐賀の選出議員で元は財務省出身の官僚である。言語明瞭・折り目正しく真っ直ぐな方である。と、2・3度しか会ってないが、そう感じている。(私とは大違いの人である)

あの無様な政権与党の中で、一服の清涼剤の感がある。それだけに辛い立場であろうと、勝手に想像するが。

意見交換の進行役は、佐藤会長、コーディネーターで古川知事も参加予定。大串さんには是非、民主党の国家戦略・経済戦略を訊きたい(この国を、どうしたいのか、するつもりかと)。更に一言、選挙戦略ばかりでは、国民の信は得られませんよと伝えたい。


帰京は、月曜日の昼の予定。従って、弁当は休まざるを得ない。
コメント
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