昨日は、或る情報誌の取材で外房の岬町へと取材に出向いた。取材のテーマは「花作りで“いきいき”セカンドライフ」。
外房に移り住み中国春蘭作りを楽しむNさんと、川口在住でサツキ作りを楽しむHさんのお二人による対談と撮影である。同行は、対談を頂くHさんとライター、撮影のYである。
昼に現地に着き、Nさんの出迎えを受け、先ずはランチを共にしながら、セカンドライフについて話を伺う。
地元で「NPO太東崎燈台クラブ」に参画して、周辺の景観保全や町おこしイベントを行っているとの話。花の対談前に、先ずはその太東崎に行くこととなった。
岬には燈台があり、右手に勝浦、左に九十九里浜・遠くに銚子を望む景観の地。
切り立ったこの岬の先には、かって8Kmに渡り人家が続いていたそうだが、元禄の大地震により海底に沈んだそうな。
勝浦方面を望む 太東崎燈台
またこの岬には、貴重種の百合「すかし百合」が自生し、黄色・橙色の美しい花を咲かせていた。
岬を視察し、Nさん宅に向う。NさんとHさんの花談義が早速に始まり、同好の志の話は尽きない。奥様に抹茶をご馳走になり、花から刀剣へと話題が広がる。
77歳でサツキ盆栽300鉢を育てるHさん。70歳になるNさんは、中国蘭を1500鉢ほど育て、中国で開かれる「国際中国蘭展」はおろか、中国の山奥にまで買い付けに行く程の好事家。
蘭小屋で話が弾む両氏 裏庭の山アジサイ
あっというまに、取材予定の時間が過ぎていた。朝の内の雨が、燈台を訪れたあたりから晴れ間にと変わり、夏の陽射しが柔らになるころにNさん宅を辞した。
お二人とも、充実したセカンドライフを生きておられる。