2/1(金) 昨夜、池袋チックな夜を早めに切り上げて帰宅は23時と、上々のご帰還。気掛かりは、すっかりK大兄にお世話になってしまったことだ。池袋ではこんなことが常態なので・・・。
と云う次第で今朝の目覚めは早かった。早すぎたか、それも目覚まし時計の所為だが何と四時に鳴ったのである。誰かが針を動かしたようだ。幾らなんでも早すぎるので、台所には五時半に出動した。
今朝のメニューは、豚肉と鶏肉をベースに大根・蒟蒻・長芋・エノキなど。これに蛸が冷蔵庫に眠ったままなので、これを酢の物にする。そして定番の卵焼きで〆となった。
MASUDA先輩が丹精した立派な長芋、これをどう使おうかと思案する。弁当VS長芋となると妙案が浮かばない、そこで長芋を短冊にして豚小間で巻、炒め焼きにした。醤油味と出汁味の二種を作ったが…味付けの方はどうか。気になるも、何故か試食をしていない。
鶏肉は、大根と蒟蒻に薄揚げで煮る。これも非常に手軽に出来る菜である。ポイントは、どんな味付けにするかだが・・・毎回同じような味となる。今朝は、ごま油と唐辛子を使ってあるが、これも味見なし。
蛸は乱切りにし、甘酢に若布と一緒に漬け置くだけのこと、胡瓜が欲しかったが不在なのでシンプルな蛸酢となった。最後の卵焼きは、出汁巻風にしてネギと小エビを刻んで入れてみた。
三人分の弁当を詰め終えると、自分のスムージー作りとなる。今朝は青物を止して、トマト・ミカン・スイカ(少し)だけのスムージ、色合いが非常に宜しい。
ここ暫くは自分の弁当を持参せず、昼飯抜きが多かった。が、ここ三日間は蕎麦・うどん等をスタッフと一緒に食べに出た。前夜遅くまで酒が入ると妙に腹が空くのだ。昨日の昼は、ミニカツ丼と蕎麦のセットを喰っちまった。こんなことを繰り返して、my 弁当が復活するんだろうな・・・。今日の昼はどうなるか?
池 袋 な 夜!
昨夜は、大兄とN先達の三人の会であった。手ごろなすし店で刺身魚を少々と、握りは「ヤリイカと梅紫蘇巻き」、カニのお椀に生ビール一杯、日本酒は二合入りが三本と一合が一本だったか、喉を湿してから何時もの「野武士」へ・・・。
大兄から、曰くつきの「神田明神のお守り」を頂く。某社の社長が届けてくれたお守りを、大兄が預かったとのこと。昨年にお守りの件で失態をしたのだが、幸運を呼ぶと云う神田明神のお守りを、今年は私用に用意してくださったとのことである。
口開けで他の客は居ない、ハイボールを飲みながらお定まりのカラオケとなった。先ずは先輩達からと、謙譲の美徳を発揮する私であった。先輩方は、人生の年輪を伺わせる歌を唄う。敢えて古いとは云わぬが、味わい深い歌ばかりであった。
大兄の「国境の町」「港町13番地」や、「女の港から駅」と女偏シリーズの唄を上手に歌う先達、こうして池袋「野武士」の夜は更けていった。
この店の女将さんは、信州は諏訪に近い原村の出身とか、何時も野沢菜が出る。壁には、「みすずかる信濃の国」の詩が掛っている。
私の方も後塵を拝しないようにとマイクを握り締め、鶏が首を絞められたような声を張り上げた。最後に定番の「南国土佐を後にして」で、お開きとなったのである。宴の後の侘しさと哀愁を、コートの肩に漂わせて車中に消える・・・。日付変更線を越えることはなかった。