2/28(木) 昨夕に高知から帰京。すっかり田舎者の気分で郷里で過ごしたが、税務署や病院、百日法要と忙しかった。それでも畑の様子をみて、今を盛りの梅の花を見、少しだけ実っていた八朔を収穫した。畑で焚火をするひと時が一番好きな時間である。オヤジが残した不要な書類などを少し燃やした。
ミカンで樹に残っているのは「小夏と甘夏」だけとなったが、収穫は未ださきのことである。何しろ味がいまいちなので、他人様にお裾分けと云うわけにはいかない。美味いミカンが採れるようになるのは何時の日か・・・。
さて、今朝の弁当は帰京の空港に向かう途中で立ち寄ったジャコ屋で贖った「小烏賊」である。既に茹でてあるので味付けをするだけだ。二種の味付けとする。オリーブ油にニンニクスライスを熱して炒めたものと、油揚げと一緒に煮付けたものとした。口に入れて「あれ!味が違う!」という驚きと発見が狙い。小松菜を炒めて添える。
そして、肉物は「チンジャオルースー」とした。大袈裟なことではない、豚細切り肉とタレがセットの冷凍食があったので、ピーマン&タケノコの細切りを作り炒めるだけである。
そして、竹輪を輪切りにした煮付と胡瓜を差し込んだ竹輪胡瓜である。
従姉に貰った「土佐寿司の稲荷」を一つづつ弁当に入れる。一週間ぶりの弁当が完成となった。
最後に、スムージーを作る。バナナと小松菜、文旦の実を入れたスムージーである。
実家でスムージーを作った処、母がいたく気に入った様子で「これから、これにしよう」と言った。内耳の奥に腫瘍があり、食事をするとその所為で耳鳴りが酷い、スムージーなら噛まないので楽だ。お供えした果物など沢山あるので一石二鳥だろう。
今朝の東京は暖かい、昨日の高知ほどではないにしても春の訪れを感じさせてくれる朝であった。玄関先の「河津桜」も漸く花を開き始めた。何となく心浮き立つ季節の到来。高校生の時に「スプリングハズカム」という短い小説を書いたMのことが過ぎった、久々に会うか・・・。Mも昨年に母を亡くしたと聞く。
田舎に帰り母の話などを聴いていると、齢を重ねて行くことの難しさ感じる。価値観の違いは当然としても、頑迷固陋とはこのことかと思うことはしばしば。月に一度の帰省しかしない私でさえそうなのだ、日々相手をする人は大変だ・・・。越中の熟年ライダー・M氏などは母親のために単身で帰郷、同居している。感心・敬服、大したものだ。