2/19(火) 朝、新聞を取りに出た時には舞っていなかった小雪が、出勤の時には舞っていた。秋口の羽虫が舞うがごとくに、白い虫が強い風に煽られて舞う。道行く人たちも寒そうに肩をすぼめて歩いて行く。
東京の寒さは、北国に住む人にとっては児戯に等しいだろう。そう云えば、先週届いた稚内からのメールに「今年は雪おろしで時間を取られています」と、あった。悠遊ファーム・Watabeさんの冬は、室内の改装やメンテナンスで過ごすと聞いたが、今年は殊のほか多雪の様子。
それでも雪が深い分、春に向けて地中の生き物たちは満を持していることだろう・・・。「寒く、厳しい環境の中だからこそ、じっくりと美味しい野菜が育つ」と言った、Watabeさんの言葉が甦る。
そんなことを想起させる朝であった。目覚めたの五時頃か、暗い部屋の中で確かな時間は不明、もういい頃だろうと台所に向かうと五時半であった。何時ものようにご飯を仕掛け、食材を並べる。目覚めてからの30分ほどの間にメニューを考えていた。
今日は「鶏肉と根菜の煮物」「豚小間のアスパラ巻き焼き」と、パスタのサラダを想定していた。パスタサラダだけは、サラダと云うよりはパスタ炒めのようになったが、後の二品は予定どうりであった。
鶏肉の煮物は、大根・人参と蒟蒻で合せ炊き。豚肉のアスパラ巻きは、アスパラの他に牛蒡と人参も加わり味付けは二種。パスタは、セロリと人参で炒めレタスを敷く、茹でトマトはおまけのようなもの。
そんなことで三人分の弁当が仕上がり、菜が余る。美味そうな匂いに誘われて飯を喰いたくなる・・・。堪えて、スムージーを準備する。こいつを早く飲むと、飯の誘惑に耐えられる。
今朝のスムージーは、トマト・イチゴ・ミカンにレタス・セロリであった。どちらかと云えば黄色に近い野菜なので仕上がりもトマトやイチゴの色が勝る。飲んでみると、先ずはイチゴとトマトの味が口に広がる。喉越しでセロリの香りが付いてきた。中々の味わいであった。