オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

ベッタラ市

2013-10-17 | Weblog

10月18日(金) 愈々明日に迫ったベッタラ市の開幕。「寶田恵比寿神」と江戸時代に富籤で名高かった伝わる「椙森神社」(すぎのもり)の祭りに、ベッタラ漬けを売る屋台が沢山建つ。

処が、今朝の天気予報によると日曜日が雨マークになった。がっかりだぜ、雨の祭りほど酷いものはない。7~8年前のこととなるか、台風がやってきたことがあった。書入れ時の屋台商売人が気の毒であった。この時は未だ、うちは店を出していなかった。

                    

             人形町からの入り口 :店は200M 先     入ってすぐの椙森神社

ベッタラ漬けの呼び名だが、その昔に祭りで大根の粕漬けを売る呼び込みで「買わねえと、ベッタラベッタラ付けちゃうぞ」と、若い衆が囃したことから始まったそうな。

私の知る限りでは、ベッタラ漬けの店もそうだがテキ屋系の屋台の多さからも、その屋台が延々と幾筋も続く賑やかな祭りを、他に知らない。その祭りに我らも町内会の一員として、区画を貰い(有料だが)屋台を出すのが恒例となった。

先ずはそのラインナップを紹介する。

酒の部・・・「南 ひやおろし」だが、芳醇な香りとすっきりとした喉越しに何杯でもお代わりしたくなるのは必定の銘酒。我が郷里の小さな酒蔵の産だが、ファンが多い。売り切れ御免で、六升しか用意ができなかった。そして薩摩の特産芋焼酎「利八・熟柿・楔」と三種類の厳選焼酎に麦焼酎が一種類。この焼酎群は、あの森以蔵に匹敵する味わいである。

一昨年、「魔王・村尾・森以蔵」のプレミアの3M銘柄を取り揃えたりしたが、身内での消費量の多さに参った。名前よりも実、と味には負けない玄人好みの芋焼酎で目利きの通に応えたい。

看板アルコール類は以上だが、裏版として生ビールを置いている。

肴の部は、今年初登場するのが「手羽元の甘辛煮」と「煮卵」である。鶏は国産の吉備鶏、卵は安曇野の産である。この調理方は、そろそろ板場業に職替えを目論む弊社切っての料理人TOKIOの独壇場。

例年どおりの登板は「焼き鳥三種」と「安納芋」だが、なんと言っても安納芋は、本場・種子島の安納地区、それも生産グループからの直送品と由緒正しい芋である。イモの中の芋、芋の王様と呼んでも差し支えないだろう。

そしてご飯物となるが、昨年の松茸ご飯に替わり「栗ご飯」が登場する。中国や韓国の安い輸入物は排して、国産・茨城の栗を使用する。

そして、郷土愛に燃える私が作る「土佐風 五目チラシ寿し」である。何が土佐風かと云えば、柚子酢を使う、それも特製の「手まいらず」(安芸市の東風グループ製、実は従姉がやっているが)を使用した逸品。これにも隠れファンがおり、若干販売する手まいらずは早々と売り切れる。

おまけで販売し、売り上げをミャンマーの学校建設支援に回すのが古本。USUI老がこの一年に読み古した文庫本(主に時代物)を一冊50円で販売する。

以上がラインナップで、主要な食材や器材は揃った。午後から仕込みにはいり万端整える。是非とも来て、チョーダイ

 

今朝は、弁当を手早く作り(冷凍の出来合が主)、その後、鮎の開きを作った。明日の祭りでスタッフに振る舞うつもりである。それに丸焼きも予定している。

                

昨日、郷里の妹から鮎が届いた。15日に鮎漁が終わり、その前、数日に亭主のHirokatuが獲った鮎であろう。有難いことだ。

                    

曇り空だが、今日一日干せば丁度の頃合いとなるはず。開きを肴に、ビールが美味いぜ!

 

 

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築地買い出し

2013-10-17 | Weblog

10/17(木) 今日は、午前中に築地にて買い出しとなった。スタッフのAOKI&AKAGIのイニシャルAAコンビに私のAが加わってトリプルAと、最上の格付けとなった。

9:30築地場外市場の交差点角で待ち合わせて、場内市場のヤッチャバに向かった。今日の買い物は栗ご飯用の「剥き栗」と、場外市場にて使い捨ての器の調達が主目的である。

先ずはヤッチャ場にて、国産(茨城)の剥き栗500g/1800円を6袋の調達。四方竹が出ていたのでこれを2kg買った。土佐風五目チラシ寿しに入れるのと、煮付けて菜として付け合せる予定。

メインの買い物が済んだので、場内のコーヒー店『愛養』にてコーヒーとトーストを食す。二日酔いの胃の腑に、柔らかで芳醇なコーヒーがゆっくりと浸み込んだ。ここのコーヒーは絶品だね。作家の山本一力さんが「美味いと」雑誌だかのエッセイで書いたトーストの味については、私にはごく普通に思えるが・・・。

この店のカウンターで、朝の時間を過ごすメンバーは常連が中心。場内の仲買の店主や仕入れに来る旦那方である。今朝も日本橋にある鰻屋の若旦那や仲卸の店主など毎度の顔ぶれが座っていた。奈加野のオヤジは、今朝の仕入れは休みで明日だとか。

ひと休みの後に場外市場へと移動。オムスビ用の鮭・鰹節や、カップ等を購入した。今年の荷物は少ないので、AAコンビが手荷物で持ち帰ることとなった。

かくして、土・日に迫った「ベッタラ市」に向けた準備が整いつつある。例年どうりの食材などの仕入れをしているが、問題は人出だ。訊くところによると、土日となる年の売り上げは半分だとも云う・・・。お~い、皆~さん来て頂戴。宜しく!我らの屋台は、例年とおりに椙森神社の並びに建っていますので。

さて、築地へと向かう前の朝の日課「お弁当」だが、今朝も一応は作りましたよ。でも眠かったな。昨夜は珍しく、午前様の帰宅であった所為。

前に居た会社の四国会が赤坂で在った。会をやる店は昔、キャバレー・ミカドが在った跡地のはず。此のあたりは、ふた昔以上も前に飲み歩いた街で、妙に懐かしい。Katuta事件が勃発したのも、丁度ここの路上のはず。もう一人の当事者の吉田さんが亡くなって久しい。(おーい、かっちゃん、見てるかい)

そんな昔のことを思い出せる路である。一次会を終えて、一ッ木通りの「禅」へと向かった。東郷さんの祥月命日で、7月の七回忌のおりに、この月にまたやりましょうとの提案が有った旨を、後で聞いていた。そんなことから、遅い時間で少々アルコールが廻っていたが顔出のこととした。

「禅」は思ったより静かで、先客は7~8人と少なかった。丁度、葉子さんの演奏が始まったばかりとか。入り口に立ったまま、ハイボールをやりながら歌姫のピアノと唄を聴く・・・。彼女の歌とピアノを聴き始めてから、四十年近くの年月を経たこととなる。光陰矢のごとしとは、まさに言い得て妙である。

結局、客は皆引けて、最後まで居残った。この夜、店に出ていたNAOMIさんと葉子さんの三人で帰ることとした。11月、店のスタッフでギタリストのKASAI君のライブを、下北沢の小さな店でやるとかで案内を貰った。「都合が付けば行くよ。君の故郷の球磨川の鮎を喰ってきたけど、期待外れだった」と、可愛気のないことを云った。可也、酔いが廻っていたようだ。

余談が長きにわたったが、そんな夜の所為か今朝は眠かった。気のおける酒だったので、酔いも深いか・・・。

 弁当の方だが、「治部煮風」と「小エビの天麩羅」「ホウレン草の卵炒め」である。治部煮は鴨肉がないので鶏肉で代用し、人参・婚約・牛蒡が入った。

                   

天麩羅は小エビの他に、シシトウとオクラを揚げた。天ぷら用に溶いた小麦粉がやたら余ったので、お好み焼きにしてこれも菜に加えた。

                      

以上で三人前の弁当が完成、急いで風呂に浸かり、築地へと向かったのであった。

 

 

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