オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

春遠からじ・・・

2014-02-06 | Weblog

2/6(木) 今朝も寒い。冬なので寒いの当たり前なのだが、先週が暖かだったので余計に寒さを感じる。それでも、鉢植えにしある「河津桜」の蕾が膨らみそろそろ咲きそうな気配。これは例年より早い。

                     

一方、蝋梅の花は遅れて漸く開いた。一月には咲いていたのが、今年は二月に入った。郷里の畑の脇に植わっている蝋梅は、十二月から咲いており、先々週には散り始めていた。

                        

こうした樹木の芽を見ると、春は近いと実感する。毎年の如くに花は咲き、葉を茂り、伸び、葉を落とし束の間の休息をする。一年と云う輪廻を繰り返しながら、何時かは果てる時を迎えるであろうが・・・。

 昨日、老人ホームに入所している伯父を訪ねた。九十四歳の誕生日であった。

訪れる人も稀であろうか、伯父は毛布を被って寝ていた。耳も遠くなり、聴こえが悪いので紙に「九十四歳誕生日おめでとう」を記し、ショートケーキなどを持参した。眠りが深いようなら枕元に置いて帰るつもりだった。が、肩に手を置くと朦朧と目覚めた。

束の間、ベットサイドに座した。伯父は酒が好きだったので、一番小さな缶ビールを持参した。喜んでそれで喉を潤しながら「飲むことがないから、これだけでも酔うんだ」と言った。飲み終えたその空き缶を「これを外で捨ててくれ、前に空き缶を見つかって𠮟られたよ」と、大きな声で言った。これじゃ、こっそり飲んだのが職員にばれちゃうぜ・・・と、心配した。耳が遠いので、自ずと声が大きくなるのだ。

誕生日だ。ちっちゃなビールの一缶ぐらいは許してほしい。ささやかな楽しみもできないホーム暮らしが気の毒ではあるが、如何ともし難い。カーテンで仕切れる、ベットの上だけが安らぎの場。それでも、暖かなベットが在るだけでも幸せか・・・。

これから芽吹き、花を咲かせ春を告げる木々。老齢をベットに横たえて枯れ、朽ち果てて行くばかりの伯父。天女でさえも五衰を迎えると訊けば、生身の人間が衰え消滅するは定め。諸行無常の鐘の音を聞くしかない。

 

昨夕は、Nグループの某社とT物産の開発メンバーとの意見交換会をセッチングした。一時間ばかりの会合の後、隣の蕎麦店「高松」に席を移して懇談会。生国や趣味と、仕事の垣根を取り払って和気合いあいの懇親ができたはず。取り敢えずは、中をとりもつ連絡船の役目は果たせただろう。瓶ビールと焼酎湯割り(金魚)を飲った。

帰り、客人達を三越前駅に送り別れる。一人、銀座線にて渋谷へ向かった所用のため、缶詰BAR mr.kansoに立ち寄りハイボールを二杯。この夜の立ち寄りは、後々に意味があるが・・・今は明かさない。

BLOGのタイトル、弁当箱から「オヤジの酒場日記」へと変えた方がいいかな?と、思ったりしてるこの頃・・・。

 

 

 

コメント (2)
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