2/28(金) 今日は滅茶暖かい、天候も回復して春爛漫の陽気だが、来週にはまた冷え込むとの予報。三寒四温の季節である。今日は二月の末日、明日からは弥生三月となる。春はすぐそこに居る・・・。
昨夜、渋谷に着いたのは20時過ぎ、大粒の雨が落ちていた。生憎の空模様、商売人泣かせの雨である。「奈加野」も閑散としており、客は二組しかいなく、店主のボヤキを早々から聞く羽目となった。誰も居ないカウンターに陣取り、生ビールを一口、喉を潤した。早々に用件に入った。
今夜来店予定と耳にした、K先生に渡してほしい文書を見せた。福島のセシウム軽減企画である。「先生が帰る折に、機会をつかめれば私の後輩からの頼みですが、と云って渡すよ。明日は予約客で忙しいんだよ」と、つれないことを言う。『この企画は、先生の出身地の復興に係る話だし、地域の活性化にも繋がるんだよ。頼みまっせ!』と、念押しをしたが・・・。
贔屓にしてくれるお客さんに依頼事を、それも後輩からだと、頼んで貰うのも気が引けるが天下国家(大仰だが)の為だ。お願いするしかない。そう云えば昨秋にも、某公営放送の系列の出版社の社長を紹介してもらった。大した依頼事ではなかったが、助かったことがある。
オヤジが何時もの如くに「キンキ・ノド黒」と値の張る魚を奨めるのに耳に貸さず、ヒラ鱸の刺身とカキフライを肴に伊佐美の湯割りを二人して飲り、オヤジの賄い飯の牛筋煮を摘んだ。「焼肉を奢れ」なんて言うのを戯言とばかりに受け流し、店を後にした。
飲み屋のオヤジではあるが、先輩と云うのは有難いものだ。これからは客面をしてタメ口をきくのは改めなくてはな・・・と、今朝になって思ったりするのであった。
「極上唐辛子」
そう云えば、未だ礼状を出していないがAJIRO氏の贈ってくれた”唐辛子”が絶品だった。例年よりはピリッと辛味が効いて大人の味だ。今年から、麻の実を加えたとあったが、この味が効いているのかもしれない。
そこで、TVで京都人の必携と見た、my唐辛子として鞄に入れておくことにした。そういや、HIROさんがAJIRO氏の唐辛子を持ち歩いた時期が有った。奈加野で焼き鳥にこれを振り掛けた処、店主が目敏く見つけて味見「これやいい」と欲しがり、AJIさんに追加で送って貰ったことがあった。私のmy唐辛子を奈加野では見せないようにしなくては・・・。
容器の方は、上手い具合に長野・善光寺の門前で贖った小さな七味の缶が空いていた。これにAJIRO唐辛子を詰めた。鞄の中にも入る手ごろ感もいい。今夕、松山から上京するHOSHIKA君と旧友たちが、恵比寿の焼き鳥店「田吾作」に集う。焼き鳥にこの極上唐辛子、いい塩梅だ。この店の飲み物、ホイスのジョッキが進みそうだ・・・。
今日には、礼状を出さなくちゃ・・・・・。