2/25(火) 今日は、春を思わせる空気で満ちている。 目覚めたのは五時頃か、蒲団の中で季節の変わり目を感じていた。そんな中で思ったのは、暦のことである。
どう考えても旧暦の暦が、日本の季節の移ろいを確かに表している。新暦では、まじゃくに合わないな等と、今更のことを感じていた。今月も後わずか、週が変われば桃の節句、啓蟄とつづく。更に翌週には初午である。旧暦でなければ、この季節感を実感できない。
田舎の畑で焚火をしがら春を感じていたが、江戸にも春が来たようだ。我が家の鉢植えの河津桜も、何時の間にやすっかりと花弁を開いていた。
陽気の所為か、身も心も何気に軽くなったような気分で玄関を出た。開店準備を始めた、隣の八百屋の姉妹が「行ってらっしゃい、気をつけて」と送り出してくれる何時もの声にも春の響きを感じたのは、思い過ごしか・・・。
昨日、友人のAJIRO氏から「唐辛子」が届いていた。彼が自家製の唐辛子を作り始めてどのくらいになろうか。私が頂戴し始めてから5~6年は経つ。材料は、自家生産の農産物を中心に十種類以上を使っているとのことだが、今年は「麻の実を加えた特製。極上の味に仕上がりました」と、手紙が添えれていた。
この唐辛子の大ファンの一人が、TUGAWAさんである。二袋を贈ってもらったが、一袋はTUGAWAさんに渡して欲しいとの配慮を感じる。余談だが、三年前になろうか、この唐辛子の味を知った料理屋・奈加野のオヤジが欲しがって、在庫がなくて往生したことがあった程である。
その手紙には更に「先般の雪で、車庫の屋根が潰れて車が壊れた」と、嘆きが記されていた。彼の住いは奥多摩のあきる野である。都心に比べると雪は倍返しに降ったことだろう・・・・。愈々、三月末で仕事を上がり、完全リタイアすると聞いている。彼を知ったのは三十年前、昵懇な付き合いを始めてから四半世紀となる。退職の慰労会でもやらなければならない・・・。
さて、今朝はスムージーとした。田舎では朝・晩と飯の喰い過ぎ。母がすっかり小食になっているのを承知しながら、あれやこれやと沢山作るのはサービス精神と云うより、貧乏魂による。自分で作って、結局は自分で食す破目となる。何時ものことながら・・・・、お蔭で腹もひと回り成長したようだ。
スムージーの材料は至ってシンプル。トマト一個・セロリ・ホウレンソウ一茎であった。ホウレンソウが入ると味に雑味を感じるので、塩胡椒を一振り加えた。グリーンが鮮やかであるが、この色合いは余り好まない、したがって青汁は避けている。
これに、HIROさんから貰ったヒアルロ酸?をひと匙加えて飲んだのである。