2/3(火) 今日は節分だ、と今思い出した。私の両親の結婚記念日がこの日で、昭和22年2月3日と聞いている。父は三年前に亡くなったが、老母はありし日のこの日を偲んでいることだろう。その出来損ないの一人息子は、二日酔で今朝を迎えるという体たらくだった・・・。
昨夕、後輩のYOSHINO君が再々就職の件で人形町に来た。先輩のISHIKURAさんにお願いしてあった処、上手い具合に話を持ってきてくださった。その件を、YOSHINO君に伝える。折角なので、ちょいと一杯となり、明るいうちから「ちょっぷく」に入った。飲みながら、一緒に仕事をしていた往時のことなどを話していると、当時の上司が入院しているのを思い出した。今週、お見舞いに行くこととなった。
薄いハイボールを四杯程で切り上げ、会社に戻った。八時頃になったので「ローカーボ」で飲み直すことにした。相手をしてくれたのはスタッフのTOKIOオジサンである。話のネタ尽きないが、仕事のことは程々にして他愛ない話題を肴に、赤ワイン・ハイボールを飲った。この店で切り上げればいいのだが・・・・。
最近のTOKIOは、ローカーボの後「ちょっぷく」に寄りたがる。もっとも店が駅の直ぐ手前に在るので、素通りをしようとしても”そうは問屋が卸さない”と、YAMAKAGE店長の手ぐすねで御用となるが・・・。そうなる前に自首すると思えばいいか?
で、迷店「ちょっぷく」にて例の薄いハイボールで、仕上げとなった。夕方に一度入っているので、二度目のお勤めと相成った。ハイボールだ白ワインだと言っているうちに酩酊状態。迷店で酩酊とはこれ如何に?の態になっていた。私より酷いのはTOKIOであるが・・・。
そんな最中、人形町飲み屋パトロール隊長とも云えるHOYA兄さんが顔を出した。が、明日も朝が早いと飲まずに帰った。克己心が強い!見上げた態度である。私たちが「ローカーボ」を去った後に立ち寄ったとか。どうせ此処に居るだろうと顔を出してくれたのだ。流石にパトロール隊長、鼻が利き感が鋭い。
相当にきこしめたので帰りのメトロでは本を開かず、口を開いて涎でも垂らしていたことだろう。中目黒駅でホームの反対側に入ってきた電車に乗ったはいいが、次の駅までが随分遠~い。漸く着いたと思ったら、学芸大学を素通りして自由が丘だ。特急電車だった。
それでも帰宅は23時半頃であったろう。着替えをしてリビングの椅子に座ったまではいいが、居眠りをしていた。目覚めて手を動かしたとたんにカップを倒し、中のコーヒーをこぼした・・・。パジャマのズボンがコーヒー色に染まった。それから何を思ったか(コーヒーが掛かった所為か)、滅多にしない風呂に入った。湯の中で気が付いたら、相当長い時間眠り、湯に浸かっていたようだ。尤も、気が付かなきゃ昇天か・・・。蒲団に辿り着くと二時になっていた。
酔って風呂に入るのは赤信号だね!、風呂は朝が一番だ。
そんなことが有った朝だぜ。快適な目覚めのはずがない。家人から、七時だよと起こされた次第。それでも直ぐには起き上がれず、愚図愚図と時を費やした。
「今日のお弁当は無理ね?」と言われ、俄然我がミッション遂行の魂に火が点いた。『これから作るんだよ』と台所へと急いだのであった。飯を炊く時間はない、先週につづき、冷凍ご飯で「オムライス」を作ることにした。菜の方は、煮物(人参・蒟蒻・さつま揚げ)とチンジャオロースー(出来合でピーマンと筍を刻み炒めるだけさ)。
時間がないのでスピーディーに運ばなくては、と気は焦るが体と頭が働かない。昨夜の酒の所為だ、決してボケた所為じゃねぇと、己に言い聞かせる。だがノロイ、遅々として遅々である。
それでも何とかやり遂せたが・・・・。お味の方はどうかな?
反省だな、昨夜の風呂と酒の深さは=だぜ!KATUOにオーダーした棺桶の仕上がりは、まだまだ先だろうし。そんなことを思う次第だが、今夜はUSUI老が一月振りに姿を見せるそうだ。「高松」「ちょっぷく」「ローカーボ」「SEIJU」の中から何軒を廻ることになるやら。一杯やりながら、老の前立腺癌や奥方の大腸癌のことなど聞かないとね。今夜も忙しいか・・・。