2/25(水) 今朝、家を出ようとして玄関先の鉢植を何気に見た。すると、淡いピンクの花弁が目に入った。河津桜だ、さっきまで気付かなかったが花弁を揺らせていた。もう、そんな季節になっていた。
この桜樹を植えて、十三年になるはず。鉢植えにしたので樹木は大きくならないが、毎年花を咲かし、楽しませてくれる。十三年前、サラリーマンを辞める年の三月であったが、天城峠を越えて伊豆への小旅行をした。終着が河津、河津に着いて川沿いの桜並木を歩き始めた頃、雪が降りだした。
この季節になり花弁が開きはじめると、あの日のあのシーンが思いだされる。一緒に旅をしたのは、TUGAWAさんとHANAOKA女史。駅に向かう途中、植木を並べていた露店で、膝程の高さしかない河津桜を求め、電車に乗った。
延々とつづく河沿いの桜並木の花よりも、我が家の鉢の中で咲く数輪の花の方が、可憐で美しいと思う。
さて今朝の弁当だが、「親子煮」がメインメニュー。これと、昨日の残り肉を焼いた「焼き肉」。人参とブロッコリの温サラダ、卵焼きとなった。卵焼きは、ホウレン草を巻いた出汁巻風とした。
今日も一つだけの弁当。長女は今日から出勤となったが、「晩御飯のカレーが残ったので、これをお弁当にする」と、連絡があったのは昨夜のこと。
明日から日曜日まで帰省する。郷里では老母が、いつ帰るかと心待ちしている。束の間の滞在いながら、そばに居るだけで嬉しいようだ(そんなことを思ってくれるのは、年老いた母だけだ)・・・。