オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

フキノトウを採る

2020-02-12 | 弁当

2/12(水) 昨日までの天気とは変わり、今日は曇天の朝を迎えた。これから暫くは天気が悪いとの予報だ。数日は家の中で過ごすことになろうか・・・。

そんな予報が数日前から出ていたので、昨日は午後の半日を畑で遊んだ。穏やかな日差しの下で焚火をして焼芋などを楽しみ、剪定した枝を焚火用に切り揃えたりした。喉が渇けばミカンを二つ三っ食べ、小腹がすいたら焼芋を頂く。田舎ならではの過ごし方である。

           

川向こうに見えている三階建ては公営住宅だが、かつては私たちが通った学校跡にできたものだ。往時は学校下の川を飛び石伝いに川中島に行けた。そこに学校の小さな農園と家畜小屋があり羊を飼っていた。夏休みは当番で餌やりをしたのだ。

傑作は、ボットン便所の汲み取りが中学生になるとあったのだ。天秤棒の真ん中に肥桶を置いて前後ろで担ぎ、「揺らすなよ」と言いながら飛び石伝いに川を渡って農園まで運んで撒いたはずだが、撒いた記憶は定かでない。或いは肥溜めに入れたのか。

今は川の流れも変わり、川中島もなくなって孟宗竹の竹林が荒れたままに河原となって広がっている。

焚火も焼芋も一段落した三時頃に、老を誘ってフキノトウを採取すべく河原へ行った。石ころと孟宗竹の中を、斧を手に藪を掻き分けて進んだ。ヨタヨタと進む後から、老がそろりそろりと覚束なく付いてきた。蕗の群落が少なくて少しだけの採取だった。

引き上げる途中、川沿いに開いた田圃の土手に蕗の葉が少し出ていた。そこを探ると、なんとなんとフキノトウが沢山あったのだ。てんこ盛りに採取した次第。

               

これで今夜の夕食は「フキノトウの天婦羅&蕗味噌炒め」に決まった。妹に分けてやろうろと声を掛けたら「天婦羅はしないから要らない」と、連れない返事が。最近はこうした家庭が多いようだ。焼き魚すら嫌がるらしい。出来上がったものは食べるのに!。

食材が多いので、病院通いで忙しい従姉に電話して食事に来るように誘った。すると、従姉と帰省中の娘に、もう一人の従姉の三人が来ることになった。

そんなことで、フキノトウに椎茸・サツマイモ・タマネギを天婦羅にし。フキノトウの味噌炒め、間引きホウレン草の胡麻和え、味噌汁に作っておいた千枚漬けなどで賑やかな夕食となった。

入院中の従姉の旦那は小康状態が続いているとのことだが、毎日の病院通いで付き添い、草臥れている。お酒を少々飲むので、食事と燗酒で慰労である。

天婦羅と蕗味噌、千枚漬けが痛く気に入ったようだ。デザートで出した金柑の甘露煮も美味しいと喜んでくれた。

             

 

 

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